海南市議会 > 2009-12-10 >
12月10日-04号

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  1. 海南市議会 2009-12-10
    12月10日-04号


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    平成21年 12月 定例会                平成21年            海南市議会12月定例会会議録                 第4号            平成21年12月10日(木曜日)---------------------------------------議事日程第4号平成21年12月10日(木)午前9時30分開議日程第1 諸般の報告日程第2 議案第113号 平成21年度海南市一般会計補正予算(第7号)日程第3 一般質問日程第4 議案第99号 和歌山県市町村非常勤職員公務災害補償組合の解散について日程第5 議案第100号 和歌山県市町村非常勤職員公務災害補償組合の解散に伴う財産処分について日程第6 議案第101号 和歌山県市町村職員退職手当事務組合規約の変更について日程第7 議案第102号 海南市地域排水処理施設条例について日程第8 議案第103号 海南市地域排水処理施設管理基金条例について日程第9 議案第104号 海南市手数料条例の一部を改正する条例について日程第10 議案第105号 海南市漁港管理条例の一部を改正する条例について日程第11 議案第106号 海南市議会議員公務災害補償等に関する条例を廃止する条例について日程第12 議案第107号 平成21年度海南市一般会計補正予算(第6号)日程第13 議案第108号 平成21年度海南市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)日程第14 議案第109号 平成21年度海南市介護保険特別会計補正予算(第4号)日程第15 議案第110号 平成21年度海南市同和対策住宅資金貸付事業特別会計補正予算(第3号)日程第16 議案第111号 平成21年度海南市民病院事業会計補正予算(第4号)日程第17 議案第112号 (仮称)黒江防災コミュニティセンター新築(本体)工事の請負変更契約締結について日程第18 諮問第1号 人権擁護委員候補者の推薦について日程第19 請願第1号 2010年度の年金減額改定を行わないための意見書の提出を求める請願日程第20 請願第2号 後期高齢者医療制度を直ちに廃止する意見書の提出を求める請願---------------------------------------本日の会議に付した事件日程第1 諸般の報告から日程第10 議案第105号 海南市漁港管理条例の一部を改正する条例についてまで---------------------------------------出席議員(24名)      1番  中西 徹君      2番  片山光生君      3番  中家悦生君      4番  上田弘志君      5番  栗本量生君      6番  磯崎誠治君      7番  久保田正直君      8番  尾崎弘一君      9番  浴 寿美君     10番  川端 進君     11番  宮本憲治君     12番  岡 義明君     13番  矢本 伊君     14番  寺脇寛治君     15番  宮本勝利君     16番  前田雄治君     17番  前山進一君     18番  川口政夫君     19番  黒原章至君     20番  榊原徳昭君     21番  瀧 多津子君     22番  河野敬二君     23番  出口茂治君     24番  山部 弘君 -------------------説明のため出席した者   市長          神出政巳君   副市長         宮脇昭博君   総務部長        田中康雄君   くらし部長       田中伸茂君   まちづくり部長     田村彰男君   消防長         岩崎好生君   企画課長        塩崎貞男君   総務課長        岡本芳伸君   財政課長        谷 勝美君   社会福祉課長      土井 博君   健康課長        芝村幸志君   環境課長        榎 重昭君   土木課長        畠中康行君   農林水産課長      竹中敏彦君   商工観光課長      北口和彦君   都市整備課長      畑中 正君   管理課長兼港湾防災管理事務所長               田尻信樹君   消防次長兼海南消防署長 谷山 桂君   警防課長        木地啓二君   予防課長        廣田芳三君 -------------------事務局職員出席者   事務局長        寺本順一君   次長          坂部泰生君   専門員         瀬野耕平君   係長          岡室佳純君   主査          津田修作君 -------------------          午前9時30分開議 ○議長(出口茂治君) おはようございます。 ただいまから本日の会議を開きます。 ------------------- △日程第1 諸般の報告 ○議長(出口茂治君) これより日程に入ります。 日程第1 諸般の報告を行います。 まず、私から報告いたします。 平成21年12月9日付海総総第540号をもって、市長から議長あてに、議案第101号 和歌山県市町村職員退職手当事務組合規約の変更について中の別表第1及び別表第2の一部に誤りがあり、訂正いただきたい旨の申し出がありました。 提出を受けました正誤表につきましては、本日議席に配付いたしてございます。本件については正誤表により訂正することを御了承願います。 次に、事務局長に報告させます。 寺本事務局長事務局長(寺本順一君) 報告いたします。 平成21年12月9日付海総総第541号をもって、市長から議長あてに、議案第113号 平成21年度海南市一般会計補正予算(第7号)の議案の追加提出がありました。 提出されました議案は、既にお手元に配付されているとおりでございます。 次に、平成21年12月8日付で海南市日方1271、海草教育会館内、全日本年金者組合和歌山本部海南支部支部長、濱野 禎氏から議長あてに請願第1号 2010年度の年金減額改定を行わないための意見書の提出を求める請願が、また、同日付で海南市日方1271、海草教育会館内、全日本年金者組合和歌山本部海南支部支部長、濱野 禎氏から議長あてに請願第2号 後期高齢者医療制度を直ちに廃止する意見書の提出を求める請願がそれぞれ提出されました。 提出されました請願につきましては、請願文書表を添え、その写しを本日議席に配付いたしてございます。 以上でございます。 ○議長(出口茂治君) 報告が終わりました。 以上で諸般の報告を終わります。 ------------------- △日程第2 議案第113号 平成21年度海南市一般会計補正予算(第7号) ○議長(出口茂治君) 次に、日程第2 議案第113号 平成21年度海南市一般会計補正予算(第7号)を議題といたします。 市長の提案理由の説明を求めます。 市長 神出政巳君   〔市長 神出政巳君登壇〕 ◎市長(神出政巳君) おはようございます。 昨日、追加提案させていただきました議案第113号 一般会計補正予算(第7号)について御説明を申し上げます。 本案は11月11日の集中豪雨により農道、水路などの農業用施設並びに市道、河川などに多大な被害が生じましたので、総額4,483万4,000円の増額補正をお願いするものであります。なお、財源につきましては、地方交付税国庫支出金等を充当してございます。 何とぞ御審議の上、御可決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(出口茂治君) 提案理由の説明が終わりました。 ------------------- △議事の延期 ○議長(出口茂治君) お諮りいたします。 ただいま議題となっている議案第113号の議事は延期することにいたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よってそのように決しました。 ------------------- △日程第3 一般質問 ○議長(出口茂治君) 次に、日程第3 一般質問を行います。 次の質問者の質問に入ります。 12番 岡 義明君   〔12番 岡 義明君登壇〕 ◆12番(岡義明君) おはようございます。 それでは、通告に従いまして一般質問を行います。 まず、11月11日の豪雨による水害についてからでありますが、実は私、市の防災のメールを受信するように携帯電話をセットしています。そしてもう一つが和歌山県の防災情報も携帯へ入ってくるようにセットしているんですが、和歌山県の場合に、例えば海南市で雨量が何ミリ以上になれば自動的に携帯へ発信されるというのが、セットを自分でできるんです、50ミリにするか、60ミリにするかというのは。私は実は50ミリにセットしてて、この11日の未明、もう鳴りっ放しなんです。それで3時過ぎぐらいだったですか、鳴りっ放しだったんで、1回携帯目通せと思って見たら、大変な雨ですね。 それで、もちろん私とこ住んでいるとこは以前からも土地が低くて、まず近所さん、大丈夫かなということで、3時半ごろ起き出して、長靴はいて、かっぱ来て、外に出ようと思ったら、もう玄関のところは30センチぐらいの水がたまっていまして、いきなり長靴の中べとべとになってしまいましたけれども、それでこれは藤白のポンプが作動されてないんちゃうかなと思って車へ飛び乗って、そしてポンプ場へ着いたんが3時半過ぎだったんですが、もう既にエンジンかかっていまして、どんどん雨水を排出していました。それでもやはり追っつかないんやなという、大変な豪雨やなということを思いました。 それで、市全体の状況なんかも大変心配になりまして、一人危ないのに、よせばいいのに内海地区・大野地区をまず警らしまして、途中やはり車なんか到底行けない状態になっておりました。そこで、朝5時過ぎだったかな、5時ぐらいだったかな、本庁へ何とかたどり着いて、内海・大野、大変やでと言うたら、それどころ違う、方々やと言われまして、これはえらいことやなと。地下も土のう積んで、職員さんもほんまに御苦労さんでございました。 そこで、まず大変市の職員さんも、そして消防の関係方々も大変御苦労でしたけれども、まず、海南市の水防体制について質問したいと思います。 実は、内海・大野地域を豪雨の間に回らせていただいたときには、消防関係の方々とか消防団の方とか全然会わなかったわけです。そこで、各消防団の出動実態を教えていただきたいなと思います。これがまず1点目です。 そして、恐らく地域防災計画に基づいて水防態勢がとられたかと思うんですが、海南市の水防計画に基づく態勢や動員をされたのかどうか、その点教えていただきたいと思います。 そして、議長の許可を得まして、きょうはお手元に配付させていただいています藤白の、これは大岩川です。左下から右上にかけて細い川が流れております。このことについて質問をしていきたいと思います。 これを見ていただいたらわかると思うんですが、まず右下の部分から川が始まりまして、この「あ」の部分、写真をつけているんで、ちょっと見にくいんですが、この「あ」の部分が3段か4段の堰というか、ダム方式で、急斜面なんでこういうふうに設計されているんだと思うんですが、この部分については巻き尺を持って入ろうかなと思ったんやけども、ここでけがしたら怒られらと思って、この「あ」の部分については河川流域断面積、河積というそうですが、これはもうようはかりませんでした。 あと「い」の部分、8.55平方メートル、平米、そして下へ行くほど、「え」の部分になると2.40平米、そして「お」になると1.95平米。この「い」と「お」の部分をまず比べてみても、約4倍以上の河積があるわけです。要するに蛇が卵飲んだのとまるっきり同じような、こういう川はなかなか少ないん違うかなと思うんですが、致命的な弱点、欠陥を持っていると思うんです。 これは恐らく高速がついたときに、道路がついたときにこの部分だけ、水はけの問題もあって河川を広げていただいたんだと思うんですが、この下の部分についてはそのままですね。ですから少しの雨が降れば、急傾斜地でもありまして、一遍に流れ込んでくるという欠陥を持っています。 そこで、きょうはこの川を何とかあふれやんようにせえって、ええ答えを出せって言うつもりはございません。本当に住宅も密集していますから難しい問題やと思うんですが、きょうは市の幹部の方々含めて皆様方にこの藤白の大岩川というのはこんな致命的な欠陥を持っているんだということだけ、まず頭に置いていただいたらと思うんです。そして将来的には、やはり改善の方向で検討していっていただければ幸いかなというふうに思っています。 そして、今度の豪雨であふれた部分については、この特に「う」の部分、熊野古道の上道の、この「う」の部分です。そして90度に曲がっております「え」の部分です。そして一番やはり被害が多かったのはこの「お」の部分です。ここは横に山崎小児科さんとか、いろいろ商店とか、また介護施設なんかもすぐ横にありますが、この介護施設なんかもかなり水が入って、大変だったそうです。川村小児科さんと介護施設のゆらりさんですね。 ゆらりさんなんかも、夜が明けてから何か大変水を出したり掃除したり。この部分については道路のほうへも、泥が3センチぐらい積もっていたかな、水が引いても。それで大分家の中へ泥も入っていると思うんですが、こういうことが、近所の方に聞くと7年前にもこれに近いことが起きているよということで、何とかしていただけたらということをお伺いしております。 そして、質問に入るわけなんですけども、この丸A、A地点と書かせていただいているところ、この部分については海水と、そして川の水がちょうど押し合いするようなところです。小潮周りでもこのA地点については海水が上がってきていますので、大変被害が出るところであります。 そこで、この特に「お」の部分について、何とか河川をさわらんとでもうまいこと海へ流すという方法が考えられないものかということで、きょうは質問してみたいと思いますので、当局の全体のお考えをお聞かせいただきたいと思います。 次に、新型インフルエンザの接種について質問に移りたいと思います。 まず、もう御存じのように新型インフルエンザというのはメキシコの小さい農村で豚がインフルエンザに感染して、そこから全世界に広がったとお聞きしております。そして、まず1点目ですが、優先接種対象者に案内をしてはどうかなって考えているんです。 今、国が定めている優先接種対象者に沿って、個人の基礎疾患基準、いわゆる持病、この持病を除く優先接種対象者に御案内を今現在でも行っていますか。行っているでしょうか、いないでしょうか、行っていなければ案内をするべきではないでしょうか。他市なんかでもそういうことを考えられているというところもありますので、ぜひ案内するべきだと思います。 というのは、よく言われているのが、ある組織とか団体で、このインフルエンザが、その団体の60%以上が免疫を持っていれば異常な蔓延はしないということが、大流行しないということが科学的に言われています。ですから集団免疫をいかに早くつけるかと、60%以上のある集団、団体に60%以上の免疫者を早くつけるかというところが、大流行を防ぐかどうかということになるそうであります。 そこで、国の定める優先接種対象者に助成をして、ワクチン代のかかる費用の一部ないし全額助成して、早く集団免疫60%以上をつけるということが大切ではないかと思います。 そこで、ちょっと私あちこち調べてみました。そうすればやはり、これは外国ですけれども、フランス・ドイツではもう既に無料です。そしてイギリスは優先接種対象者は無料となっています。アメリカではワクチン代が無料で、そして公的医療保険があれば接種費用も全部無料やということです。 そして、お隣の国の中国の北京市の政府、これも9月3日にインフルエンザ接種を無料でやるということを発表しています。ここの中国の記事のほうでも、やはり集団のそうした免疫が60%以上を目指してやるということだそうです。 日本に移りまして、助成ないし無料でワクチン接種をやっているところはたくさんあるんですが、例えば福島県の飯舘村、これは中学生以下は無料にして、60歳以上は1,000円のみの負担となっています。宮城県の富谷町、ここでは優先接種者全員が無料となっています。岩手県の釜石市、これは妊婦さんと1歳から中学生が1回目は無料、2回目は自己負担が2,550円に抑えられています。青森県東通村というんですね、これは全村民に全額助成し、無料接種券が既に配られています。 いろいろあるんです。千葉県浦安、優先接種者全員にここも無料助成です。江戸川区もありますし。たくさんありますね。桶川市。桶川市なんか、これは実際に取り寄せたんですが、1,000円の補助つきです。こういうのもいろいろ各市町村で、自治体のほうで考えてやっておられます。 そして、一番近くのお隣の紀美野町さん、紀美野町さんはもちろん国で決められている基礎疾患を有する方で町民税の非課税世帯生活保護の方々は無料。これは海南市もそうですね。これはもう国に基づいて、海南市も今度は補正予算を組んでおられますけども、基礎疾患を有する人で市民税の非課税世帯、そして生活保護世帯の方は海南市も無料です。そういうふうになっております。 紀美野町では、それと妊婦さんも無料ということをしています。そして1歳未満の小児、小さい子供の親、保護者ですね。そして1歳から高校3年生までもこれは無料です。そして1歳から小学校3年生に相当する年齢の方のうち身体上の理由で予防接種できない子供の親も無料ですね。60歳以上の方で、これは基礎疾患も何もなくても60歳以上であれば町民税の非課税、そして生活保護世帯もちろんそうですが、これも無料になっています。 そこで、多分紀美野町の町民の方もこっちの市民病院来たり、厚生病院来たり、注射すると思うんやけども、海南市の人はお金払うて、向こうの人は要らんわけ、まあ言えばね。それで同じ病院でもそういう差が出てくるかなと思います。 そういうことで、現行の生活保護非課税世帯のみの無料ではなくて、それ以外、別枠で優先接種対象者等にもワクチン接種費用の助成を行うことをこの場から求めたいと思いますが、当局からの答えをいただきたいと思います。 次に、中小零細企業の資金繰りについてであります。 まず、昨年の12月議会で中小企業中小業者の不況対策ということで、特に緊急融資、そしてセーフティネット保証の市長が認定した方々が、一体どれだけ銀行や保証協会をパスして実際に融資が受けられたのかということを追跡調査するように質問させていただいたところ、当局は一遍追跡調査やってみますということだったので、その金融機関の貸し渋り等の追跡調査の現状報告をきょうはお願いしたいなと思います。これがまず1点です。 そして、2点目、中小企業金融円滑化法、難しい名前の法律、これがつい先日成立いたしました。特に今の新政権の亀井静香金融担当大臣、この方がこの金融円滑化法の設立に対して情熱を燃やしまして、頑張ってこられました。ある全国の大きな商工団体のそうした会合というか、たくさん集まったところで、この亀井静香さんがこういうあいさつしてます。 今、大変な不況ですから、3年ぐらいは中小企業の方々の借り入れの返済を猶予すると言うんです。返済を猶予。それで、金融機関に日本経済が立ち直るまで融資や住宅ローンの返済を待ってもらおうではないか。金融というのは人間の体でいえば血液だが、今の日本の金融は死んでしまっている。行くべきところに血液が行っていない。これが小泉・竹中政治で起きてしまった。一生懸命頑張っておられる中小零細企業、商店の皆さんに必要なお金をきちんと回していくという使命を忘れてしまったわけであります。 当座、中小零細企業、商店等にきっちりとお金を回していく。それにはまず貸しはがし、貸し渋りではなく、貸している今のそのお金を今返せとは決して言わない。そしてある時期、一定の時期をその返済を猶予する。これを金融庁の法律として11月の臨時国会で必ず成立させる。そして返済を先延ばしするだけではなく、借金を猶予した企業がちゃんとした仕事がどんどんできるように、必要なお金をそこへ回す。これは当たり前の話でありますと、亀井静香大臣はあいさつの中で言っております。 そして、なおこれは金融対策だけではないんやと。雇用対策だと。多くの社長さんは自分の給料も受け取らないで、そして従業員をやめささずに何とか頑張っている、しのいでいるんだ。そういう企業がことしのこの年末にもう抱え切れない、悪いけれども、すみません、やめてくださいと言わせないというのがこの法律の趣旨、中身であります。こういうふうに言っています。 この金融円滑化法についてはざる法であるとか、まだいろいろ言われています。しかしようやくこういう形のものができたということは、本当に今経営が大変な中小零細企業、業者にとってはありがたい法律だと考えております。 そこで、まずこの法律ができたことによって市内の金融機関、銀行等の体制はどのようになっているんでしょうか。この金融円滑化法は、まず1つは中小業者が持ち込む融資要求に銀行が、金融機関が応じるようにきちっと対応するように要望しています。これは努力義務です。ざる法と言われるゆえんだと思うんですが、金融機関の努力義務として業者の融資相談をきちっと受け入れると、こういうことが言われています。そして金融機関融資相談に応じる体制も整備しなさいよと。まあ言えば特別に融資相談の窓口をきちっと設けなさいよということです。 そして融資相談の件数と、そして受け入れた件数、拒否した件数もきちっと国に報告しなさいよというのもこの法律の中身であります。そして中小企業の資金繰りを支えて、これはもう一般のサラリーマンの方々もあるんですが、失業とか、そして給料が今大変下げられています。そんな中で計画していた住宅ローンがどうしても払えなくなっているという方々、住宅をせっかく購入したが手放さなければならないという事態が多く今見られるわけなんですが、そういう住宅ローンの返済もストップさせる、銀行で借りている住宅ローンの返済もストップさせる、これも銀行の務めですよと。元金をしばらくの間返済ストップさせて、利子の分だけ払ったらいいですよ、利子の分だけにしなさいよというのがこの円滑化法の中身であります。 そして、もう一つ中小零細業者にとって一番ありがたいのが、今受けている融資の条件変更しても不良債権扱いしたらだめですよ。これも本当に中小零細業者にとってはありがたい法律なんです。今までは、条件変更したら、ほんまにもう不良債権扱いみたいにされて、今度はどないしてもどこでも借れやんというようになって、どんどん悪いほうへ突き落とされていきましたけれども、不良債権扱いもしたらだめですよというのがこの法律の特徴だと思うんです。 ですから、先ほどの市内金融機関の今体制はどのようにされているのか、まず教えてください。 そして、この法律ができました。そして年末ももうほんまに近づいています。もう年末へ入ってきましたけれども、資金繰りなんかで大変苦労しておられる中小企業中小零細業者は海南市内にもたくさんあると思うんですが、この法律がせっかく今できた、銀行は勝手なことしたらあかんで、返済の猶予もしなさいよという法律ができたことによって、やはり本市の行政としてもそれをきっちり後押しする、きちっと見る、貸しはがし、貸し渋り、この法律できても貸しはがし、貸し渋りされている業者がないかというのをきちっと行政としても見る必要があるということで、相談窓口の開設を今こそ市役所でやるべきではないかな、窓口をつくるべきではないか、これが質問であります。 そして、最後に生活福祉資金の貸付制度が、これもこの10月でころっと変わりましたね。今、社会福祉協議会が窓口となって、生活福祉資金の手続が今までもできていたんですが、これが年間通じて本当に利用する市民の方々が大変少ないということで、大きく10月から改善されました。そしてその改善の中身というのは、この中小零細業者においても生業費として借りられると私は思います。 これは全国商工団体連合会というのがありまして、この法律ができたことによって、厚労省へ直接この法律の中身を聞きに行ったそうです。そのまとめを今私は手元に持っているんですが、中小業者も活用できるこの生業費、特に年齢、資金の使途、設備運転に制限なし、過去の事故も問わない、こういうふうにここの対応された係長さんが言っているそうですが、これは厚労省の所管のものですね、福祉資金というのは。 ですから、福祉というか、低所得者についての融資を中心にやるというのが趣旨でありますから、当局にこの新しく変わった生活福祉資金について中小企業、零細業者がきちっと使えるだろうと思うんですが、使うとすれば幅広く皆さんに紹介するべきではないかと私は考えますので、その点についてお聞きしたいと思います。 以上であります。 ○議長(出口茂治君) 当局から答弁願います。 岩崎消防長   〔消防長 岩崎好生君登壇〕 ◎消防長(岩崎好生君) 12番 岡議員の大項目1、11月11日豪雨水害についての中項目1、水防体制についての2点に御質問に御答弁申し上げます。 まず、1点目の消防団の出動状況についてですが、消防団長以下副団長2名、黒江分団7名、日方分団16名、亀川分団28名、巽分団20名、中野上分団4名、大崎分団27名の6分団計105名の消防団員が出動いたしました。 次に、2点目の地域防災計画の水防計画に基づく活動を行ったのかとの御質問ですが、水防計画には、消防団の招集は消防部長の判断により招集することと定めてございます。消防本部に災害通報のありました事案のうち水防活動に多数の人員が必要であると判断したものに対し、その地区を担当する消防団に出動要請を行い、警戒や土のう積み広報などの活動を行いました。 以上、御理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(出口茂治君) 畠中土木課長   〔土木課長 畠中康行君登壇〕 ◎土木課長(畠中康行君) 12番 岡議員の御質問中、大項目1、11月11日の豪雨水害についての中項目2、大岩川の弱点についての御質問に御答弁申し上げます。 大岩川は藤白山の中腹に源を発しまして、高速道の海南インターチェンジを抜け、藤白地区を北に流下し、内海小学校の南側付近で西に方向を変え、鳥居地区との境界を通り、海に流れ出る市の管理する普通河川でございます。 11月11日未明の豪雨は1時間当たり65ミリという大岩川の流下能力を大きく上回る豪雨であったため、この周辺区域にも浸水被害が発生し、地域の皆様方には大変な御迷惑をおかけしたところでございます。 大岩川の上流部の海南インターチェンジ付近では、高速道路建設に合わせまして河道の拡幅が行われておりまして、また、現在行われております4車線化事業に伴う小規模な調整池が施工される予定となっておりますが、中流部や下流部におきましては改修がされていない状況でございます。 この河川の改修につきましては、沿線には家屋が連檐しているなどのことから大変難しいものであると考えておりますが、部分的な改修や補修が必要である箇所につきましては、今後取り組んでまいりたいと考えてございます。 また、河口部におきましては、高潮時に大岩川に潮が逆流し背後の住宅地が浸水により被害を受けているため、以前より排水機場設置の要望が地元より出されておりまして、和歌山県において策定された紀州灘沿岸海岸保全基本計画、この中で大岩川河口部に排水施設の整備計画が立てられておりまして、市といたしましても、この計画の早期実現を県に要望してまいりたいと考えてございます。 以上、御理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(出口茂治君) 芝村健康課長   〔健康課長 芝村幸志君登壇〕
    ◎健康課長(芝村幸志君) 12番 岡議員の御質問中、大項目2、新型インフルエンザ予防接種についての集団免疫を成立させる取り組みを早急にについて、2点の御質問に御答弁申し上げます。 まず、1点目の優先接種の対象者に案内をについてでございます。 議員も御承知のことと存じますが、今回の新型インフルエンザワクチン接種につきましては、国と各医療機関が直接契約を結ぶ形でございまして、優先接種の対象者とその接種開始時期については国が決定することとなってございます。 先月も突然1歳以上小学校3年生までを前倒しにするという発表がございまして、当課では、各医療機関の問い合わせ等の混乱を防ぐため子供の年齢別受け入れ可能医療機関を調査し、市ホームページに掲載するとともに、12月の広報紙でお知らせをしたところでございます。 各医療機関は県から配付されるワクチンの数量を確認の上、予約を受けているとのことでございますので、市といたしましてもそれぞれの医療機関に対応をお任せせざるを得ないのが現状でございます。接種対象者に直接通知することは、したがいまして難しいと考えてございます。 次に、2点目の優先接種対象者に助成をについて御答弁申し上げます。 助成につきましては、今議会で補正予算として御審議をいただくことになっておりますが、本市の助成対象者は国の基準どおりの優先接種対象者で、生活保護世帯及び市民税非課税世帯に属するものとさせていただきました。対象者は約7,000人と考えてございます。 御質問は優先接種対象者全員に助成をとのことでございますが、全対象者数は約3万2,000人と考えてございますので、市単独費用での助成につきましては財政面から見て難しいと考えてございますので、御理解いただきますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(出口茂治君) 北口商工観光課長   〔商工観光課長 北口和彦君登壇〕 ◎商工観光課長(北口和彦君) 12番 岡議員の中小零細企業の不況対策についての御質問に御答弁申し上げます。 まず、1点目の金融機関の貸し渋り、追跡調査の現況報告についてでございますが、貸し渋りの実態について、融資がおりないことにつきましては銀行及び信用保証協会の審査による結果であると伺っており、審査について貸し渋りと判断するのは非常に難しいところがあると考えてございます。 当初、銀行担当者に貸し渋りの実態について情報提供していただけるかお伺いしましたが、審査の結果、融資に至らなかったことはあるが、貸し渋りということではなく、また、個人情報の保護の義務があるため、情報提供は難しいと思うとのことでありました。 そこで、セーフティネット保証に関しては、市で認定を行っており、信用保証協会におきましても市町村単位で実績を出していることから、市の認定件数と信用保証協会の保証実績の差について調査したところ、セーフティネット保証につきまして、昨年11月から本年10月までの1年間の市の認定件数が394件でございました。対する信用保証協会の保証実績が454件であり、その差60件につきましては、1枚の認定書で複数の融資を受けることができるためであります。 なお、信用保証協会の受付審査後の受理件数が454件、承諾件数が454件となってございまして、信用保証協会では受付審査を通過し受理した申請はすべて承諾しているとのことであります。 しかし、セーフティネット以外の融資について融資を受けられない場合も見受けられますが、そのことにつきましては銀行及び信用保証協会の審査による結果であると伺ってございます。 次に、中小企業金融円滑化法設立について。 まず、市内金融機関の体制についてでございますが、紀陽銀行、きのくに信用金庫等市内の金融機関におきましては、事業性資金や住宅ローン返済計画見直しなどの相談窓口を設置し、対応を行っていると聞き及んでございます。既に設置されたところもあるようでございます。 また、和歌山県におきましても、県融資制度の取り扱い金融機関及び信用保証協会に対し、返済猶予と債務の条件変更に対し、より一層前向きに対応するよう要請を行っております。 市におきましても、法の趣旨等について市のホームページへの掲載と市報での啓発を予定してございまして、1月号に掲載をいたすこととしております。 次に、貸し渋り、貸しはがしの相談窓口の開設が必要とのことでございますが、先ほども御答弁申し上げましたが、各金融機関におきましては、企業等からの融資申請に基づきまして、融資の貸し付け審査を行っており、個々の審査結果について貸し渋り等の判断を行うことは困難であり、相談窓口の開設につきましては考えてございませんが、融資制度が適正に運用されるよう情報提供に努め、関係機関と連携を図っていきたいと考えてございます。 以上、御理解を賜りますようお願いいたします。 ○議長(出口茂治君) 土井社会福祉課長   〔社会福祉課長 土井 博君登壇〕 ◎社会福祉課長(土井博君) 12番 岡議員の大項目3、中小零細企業の不況対策についての3点目でございます。資金繰りに生活福祉資金の紹介をについて御答弁申し上げます。 生活福祉資金貸付事業につきましては、海南社会福祉協議会を窓口といたしまして、和歌山県社会福祉協議会が貸し付けを行っている事業でございます。低所得世帯や障害者世帯、高齢者世帯に対し資金の貸し付け等必要な相談支援を行うことにより、その経済的自立及び生活意欲の助長促進並びに在宅福祉及び社会参加の促進を図り、安定した生活を送れるようにすることを目的としてございまして、貸付対象はそれぞれの世帯となっているところでございます。 貸付資金種別といたしましては、総合支援資金、福祉資金など4種類ございますが、御質問の中小零細企業の不況対策として事業の資金繰りのために生業費の活用をということで、御質疑をいただきました。 この資金は改正後の福祉資金のうちの生業を営むために必要な経費という貸し付けでございます。これは個人の自営業における設備・機械・器具等の購入、補修・改修費用や店舗、作業場等の補修・改装または借り上げ料、敷金等、そして資材・原材料の購入、商品の仕入れ費用の経費などに充てられるものでございまして、雇い入れ人等の人件費や借入金等の返済、不動産取得費などは対象にならないものと考えてございます。そして貸付金は納品や工事完了後、確認後、和歌山県社会福祉協議会からその取引業者へ直接送金がなされるものでございます。 また、当該貸付金は事後申請は対象外となるところでございまして、御利用いただくためには事前に申請が必要になるものでございます。 議員御指摘の市民への周知についてでございますが、海南市社会福祉協議会では11月号の社協広報紙及びホームページに掲載をするとともに窓口へのパンフレット設置を行っているところでございますが、いま一度生活福祉資金貸付金全般につきまして、広報紙等への掲載も含め周知を図るということでございますので、御理解をいただきたいと思います。 ○議長(出口茂治君) この際、暫時休憩いたします。          午前10時33分休憩 -------------------          午前10時48分開議 ○議長(出口茂治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第3 一般質問を継続いたします。 再質問ございませんか。 12番 岡 義明君 ◆12番(岡義明君) 11.11の豪雨水害についてであります。 消防のほうにお伺いしたいんですが、私もそうして3時過ぎからうろうろさせてもろうたんですけども、その中で内海、大野のほうも車で行ける部分については回ったんですけれども、まるで消防団の方々とか本部の方々とかに全然会わなんだんよ。例えば大野の山田川なんか、カーブの部分であの深い川があふれて、大変なことになっていました。 そして、先ほどもちょっとお示ししたように、この地図でいう「お」の部分なんかもこれは大変で、もし消防団が的確に出していただいておれば、この「お」の部分なんかも土のうをすぐ積めば被害が大分抑えられたんじゃないかなというのは、実際に思いましたのでね。団への指揮命令は、まず判断するのは消防署長また部長ということでわかっているんですが、そうした地域の実態をなぜ把握されないで消防団も動員されなかったのかというのがわからないところなんで、6分団が配備されたということなんですが、なぜ内海や大野地域に配備されなかったのか、どういう判断をしたのかお聞きしたいと思います。 そして、この大岩川については、登壇して言わせていただいたように、非常に古い地域、家屋の方々もたくさん家屋が建っておりますから、川幅を広げよとか新しく河川つけたらどうなとかなかなか難しいんで言ってもあきませんよと言われるのはわかっているんで、紀州灘沿岸海岸保全基本計画、これをやはり進めていっていただきたいと思うんです。 先輩の辻元議員が議会を去られるときに、最後の質問として、これは津波対策の中身でしたけども、この紀州灘沿岸海岸保全計画の水門を早く設置するように努めますって当局はそのときから言うてるのに、きょうの質問とほんまに同じような答えであったことは残念に思いますが、ぜひこの水門計画のほうは進めていっていただきたいと思います。 そして、きょうは皆さんに、大岩川というのはこういう蛇が卵飲んだような形になっているということを、まず頭に置いといていただくということが大事だと思いますので、この件についてはもう結構です。 ○議長(出口茂治君) 当局から答弁願います。 岩崎消防長   〔消防長 岩崎好生君登壇〕 ◎消防長(岩崎好生君) 12番 岡議員の大項目1、11月11日、豪雨水害についての中項目1、水防体制についての再度の御質問に御答弁申し上げます。 消防本部が独自に警戒調査を行っていないのかとの御質問ですが、各消防署諸所では警戒配備体制により、速やかに内海・大野地区を含め市内全域の警戒及び河川水位調査に出動いたしましたが、時間雨量60ミリを超える豪雨により、午前5時ごろから午前8時までの間に119番緊急通報が34件、加入電話による通報が50数件と殺到し、通報現場の確認並びに防除に当たる部隊が足りず、調査隊を災害現場に転戦させ、市内24カ所で消防団とともに土のう積み、シート張り等の水防活動に当たらせました結果、市内全域を警戒することができませんでした。 今回の豪雨を教訓に、今後、集中豪雨が予想される場合は速やかに消防職団員の招集を行い、対応したいと考えておりますので、御理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(出口茂治君) 12番 岡 義明君 ◆12番(岡義明君) 水防体制についてはもう質問しませんけれども、特に内海の消防団の方々なんか、私のよく知り合いも多くおるんですが、何で土のう積んだり動員されやなんだんと聞いたんよ。もう暗いうちから起きて、いつ招集されるかどうかちゅうのを家で待っていたのに、全然声かからなんだって言われる人が2人ありました。2人。 その消防団の方は電話が入るのを待ってたんよ。待ってたんやけども、声がかからなくて、非常に残念やったって言うてるんで、その点だけ言うときますんで、今後そういうことのないように、ぜひよろしくお願いしておきます。 次に、新型インフルエンザ予防接種についてです。 優先接種対象者に対して案内を差し上げるのは、非常に難しいんやという答弁でありました。ある程度わかるんですけども、それでもその難しい中でも千葉県の浦安市なんかでも優先対象者には個別で通知しますよというのも言われてまして、実際に個別に通知されています。これもう確認しました。 やはりこれは集団免疫を高めるために、60%以上に集団免疫を持っていくためには、やっぱりこういう個別に通知する取り組みが必要だと思うんですけども、せっかくこういう最優先接種者というのを決めているんですから、やはりそこへ連絡すべきだと思うんですけれども、その点、集団免疫を高める意味でそういう手法が大切ではないかと思うんですが、もう一度答弁ください。実際やっていますから、難しいのはわかりますけれども、その点お聞きしたいと思います。 そして、接種費用の助成について、日本全国の多くの市町村でやられているということは、もうおわかりしていただいたと思うんですが、紀美野町さんもやっていますからね。 予算上、わかります。優先接種対象者7,000人と言われましたね。そして全部いったら3万2,000人ほどになってくるということで、それは費用は大変かかると思うんですけれども、やっぱり市民の健康とか命を助ける意味で、先頭を切って頑張ってもらうんで、予算もありますけれども、全優先接種者対象に、女性やなくても妊婦さんとかいろいろあちこち決めちゃいて。小学校3年までとか、そういうふうに区切って予算を絞ってでも何とかできないものですか、紀美野町さんのように。そのように思いますが、もう一度、同じような質問になりますけれども、対象者を絞ってでも助成できないかっちゅうことをお聞きしたいと思います。 ○議長(出口茂治君) 答弁願います。 芝村健康課長   〔健康課長 芝村幸志君登壇〕 ◎健康課長(芝村幸志君) 12番 岡議員の再質問に御答弁申し上げます。 まず、1点目、個別通知について、する必要があるんではないかとの御質問でございます。 今回、新型インフルエンザの対応については、医師会の役員の先生方とは再々協議をしているわけでございまして、まず医師会として一番困っているのがワクチンの配付量が決まっていない、どれだけいつ入るかわからないというのがまず1つございまして、この後議案でもお願いしております無料で配付する助成券につきましても、市のほうで助成対象に一括して配付はしないでほしいという要望もございます。 と申し上げますのは、一括して配付してしまいますと、助成対象者の方は医療機関に殺到する。医療機関に殺到されますとワクチンの配付ができていない状況の中で予約が受けられないということで混乱を招くということで、今回の無料の対象になる助成対象者につきましても、予約をした方に対して助成券を発行してほしい、これは先ほど答弁もさせていただきましたように医療機関の窓口の混乱を防ぐための方法で、そういう要望も出されたところでございます。 したがいまして個別に通知するということになれば医療機関に通知された方は殺到すると思いますので、そうなれば予約すら受けられないという状況が市内で発生するということで、医師会の要望もございまして通知をしていないという、一つのことでございます。 以上でございます。 ○議長(出口茂治君) 田中くらし部長   〔くらし部長 田中伸茂君登壇〕 ◎くらし部長(田中伸茂君) 12番 岡議員の新型インフルエンザの予防接種についての再質問に御答弁申し上げます。 先ほど健康課長より御答弁申し上げましたとおり、今回、本市で対象となる人数は約3万2,000人でございます。なお、接種については、年齢また基礎疾患等の内容等により接種回数も変わってくる可能性もありますが、想定で2回目接種対象となる人数についても1万数千人となると考えてございます。1回目接種で、1回目の費用3,600円、3万2,000人で1億千数百万円、2回目接種になりますと、先ほど申し上げましたように約1万2,000人と想定いたしますと、2回目の接種費用2,550円、これで3,000万円以上となり、合わせ約1億5,000万円程度の費用が必要となります。 今回の新型インフルエンザの予防接種につきましては、あくまでも任意接種であり、これらの費用につきまして市において負担すること自体、季節性のインフルエンザの対策との整合性においても問題があると思われます。 また、議員御提案の接種費用の無料化等、助成も含めますが、無料化等については本定例会へ提出させていただいております非課税世帯への対応のように、本来国において判断していただくものと考えてございます。何とぞ御理解のほどひとつよろしくお願いいたします。 ○議長(出口茂治君) 再々質問ございませんか。 12番 岡 義明君 ◆12番(岡義明君) 本来、国においてきちっと決めていただくのが一番いいのですが、海南市としてどんな手、それは国のあれもありますけれども、どんなにして市民の健康を守っていくんか、ここが一番大事なところだと思うんです。ですから全国で多くの自治体が対象外の方々の助成に踏み切っているんだと思うんですよ。 1億数千万円、確かにそういうふうな大きなお金ですけれども、もうちょっと絞り込んでもええん違う。全部に助成違うて、先ほどもちょっと聞きましたが、例えば妊婦さんと小学校3年生まで助成するとか、いろいろあちこち各市町村が予算に応じて絞り込んで助成してるやん。そういうことも考えられるん違いますか。その点について伺いたいと思います。 そして、医療機関、病院での受け入れ態勢、助成金を発行したりすれば、その受け入れ態勢がうまいこといかんで、殺到してえらいことになるんやって言うてますけどね、優先接種対象者については何月の何日ごろから、期間決めちゃいてよ。全部ずっといくん違わいて。妊婦さんはこの日からこの日までの間に接種してくださいよ、小学校の方はこうこうこうですよって、そういう計画されているから、殺到するということがないと思うんです。この計画は殺到しないように計画立てているんだと思うんですが、その点はどうですか。 ○議長(出口茂治君) 田中くらし部長   〔くらし部長 田中伸茂君登壇〕 ◎くらし部長(田中伸茂君) 12番 岡議員の新型インフルエンザの予防接種についての再々質問に御答弁申し上げます。 まず、1点目の予防接種の通知についてでございます。 先ほども担当課でございます健康課長のほうから御答弁申し上げましたが、議員御提言のように、対象者を絞るというのは非常に難しくございます。どの分野が一番リスクが大きいか、これは我々では判断もできません。国も判断できやん中で、いろんな妊婦さん、基礎疾患を有する方、それと乳幼児、小学生、また中学生、老人というような形の中で選ばれています。これを市民に、この部分だけを補助するとか、この方を順番に通知するというのは、先ほど健康課長から御答弁申し上げたとおり、行政として、市として判断するのは非常に難しいと考えてございます。 また、無料等も含めての助成の対象につきましても、どの分野で助成するのが正しいのか、これを本来市の施策で子育てだけを考えて補助するということは考えられないことはございませんけども、本来、この予防接種については、リスクを回避するという意味で、もし補助するとなれば先ほど私が御答弁申し上げましたとおり3万2,000人を対象にするのが私は本来正しいと思います。これについては費用が市の財源として非常に莫大な費用、現実的に非常に難しいということで、何とぞ御理解のほどをひとつよろしくお願いいたします。 ○議長(出口茂治君) 再々質問ございませんか。 12番 岡 義明君 ◆12番(岡義明君) もうそこまで言われたらいいですけれども、各市町村で実際に費用も大変な中、財政が大変な中やっておられるんですから、決して紀美野町さんが財政豊かでとは思っていないんです。それでもやっぱりそこまで、高校生まで助成されるということなんで、いかに市として市民の健康、命を守るかというのが大事です。 そして、このインフルエンザについては集団免疫、これが60%をどんなにして行政として確保するかというのが大事な部分だと思いますので、そして特に優先接種対象者についてはきちっと接種するようにというのは、これからも市として機会あるごとに、年末で大変なんやけども、やっぱり広報して病院へ行ってもらうということに力を入れていただきたいと思います。非常にちょっと残念な思いであります。 そして、次に中小零細企業の資金繰りというところに入りますが、先ほど課長に答えていただいた、セーフティネット部分での保証協会の保証、394件と言われたのかな。ちょっとちゃんとよう控えなかったんですが、その保証協会については、100人来れば100人ともオーケーやというふうに言うていましたけれども、受け付けされるまでにやっぱり、あんた、これ、ぐあい悪いで、あかんでって言うて、ふるい落とされらいしょな。これを僕は貸し渋りやと思うんよ。貸し渋りでないと言えばそうかもわからんけども、審査の上でふるい落とされた人は貸し渋り違うて、そらまあ言いたいやろうけれども、私は貸し渋りやと思うんです。 これはもういいですけれども、保証協会については100%保証されているようなことを言われていましたけどね、これはもうそれでいいです。特にこの年末から年始にかけて、やっぱり市内の中小企業、零細業者の方については、特に一人親方とかそういう方も大変なんよ。ほいでに市としてやはりこういう円滑化法ができたんで、これも含めてそういった方々に理解していただくように、またこういう制度ができたということを伝えていただくように努力していただきたいと、これはもうこれで終わっておきます。 そして、最後に生活福祉資金についてですが、ちょっと確認だけさせてください。先ほど答えていただいたんですけども、例えば中小企業者、中小業者が社会福祉協議会の生活福祉資金の窓口へ行った場合、資金を生業費として借りられるんかどうか、そしてその使い方は設備の投資や、そして運転資金に回して差し支えないんかどうか、もう一度この点だけ教えていただきたいと思います。もちろん従業員さんの給料に充てるとかそういうのはだめだというのは、これはもう生活資金ですからね、わかっていますけれども、その点だけ確認をさせていただきたいと思います。 ○議長(出口茂治君) 土井社会福祉課長   〔社会福祉課長 土井 博君登壇〕 ◎社会福祉課長(土井博君) 12番 岡議員の再質疑に御答弁申し上げます。 生活を営むために必要な経費ということでの範囲ということでございますけれども、先ほど申し上げましたように設備整備とか店舗改修とかございます。 運転資金の中にはいろいろとあると思いますけども、議員御発言のとおり人件費とか不動産の取得費とかこうしたものは対象外でございますけれども、いわゆる商品の仕入れとかそうした運転資金については対象となるものでございまして、それは先ほど申し上げましたように、その貸付金については申請者本人に交付というんですか、貸し付けされるものではなくて、その取引業者に県社協から送金されると、そういう仕組みになってございますので、この生業に関する費用につきましては本人の手に資金が渡るというような性質のものではございませんので、御理解いただきたいと思います。 ○議長(出口茂治君) 再々質問ございませんか。 12番 岡 義明君 ◆12番(岡義明君) さっきもそういうふうに答えてくれた。もう一度確認する意味で、人件費はだめですね。例えば物品購入ということで、資金がどうしても必要な場合は相手へこの生活資金が支払われるというのは、これは何か規定というか、何かそういうのがはっきりあるんですか。僕は調べたんやけど、わからんのよ。 普通、一般的に生活資金を申請すれば本人の手元に来るわけでしょう。その点ちょっときちっと決まりがあるんかどうか教えていただきたいと思います。 ○議長(出口茂治君) 土井社会福祉課長   〔社会福祉課長 土井 博君登壇〕 ◎社会福祉課長(土井博君) 12番 岡議員の再々質疑に御答弁申し上げます。 支払い業者に直接支払いをするといった、その規定はどうかということでございます。和歌山県社会福祉協議会の生活資金貸付事業実施要綱の中に規定されてございまして、生業を営むために必要な経費については貸付金送金は貸し付け決定後、納品・工事完了を確認した後、貸付金を取引業者へ支払うものとするといったような規定がされてございます。 ○議長(出口茂治君) 再々質問ございませんか。 12番 岡 義明君 ◆12番(岡義明君) そうなれば、本当にせっかく使いやすく改善された生活資金も、営業のために自由に使えないということが出てきますわね。これは質問しませんけども、今、課長さんが読まれた文面を後からちょっとまた複写していただいて、いただきたいと思いますので、それをよろしくお願いします。 そして、3日ほど前に、これは民主商工会のほうで県の社会福祉協議会へ行っていろいろお尋ねしてきたんだそうですけども、ほんまに困った方については100万円ぐらいだったら、市の福祉協議会でいろいろ手続が難しいとか長引くとか言えば、直接県の社会福祉協議会へ来てもうたら、即決で100万円ぐらいだったら出すよって言うてくれてんので、その点についてまたいろいろ、今のと話が大分違うんで、それをコピーしていただいて、手元へください。 以上です。 ○議長(出口茂治君) 以上で、12番 岡 義明君の質問を終了いたします。 この際、暫時休憩いたします。          午前11時23分休憩 -------------------          午前11時35分開議 ○議長(出口茂治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第3 一般質問を継続いたします。 次の質問者の質問に入ります。 11番 宮本憲治君   〔11番 宮本憲治君登壇〕 ◆11番(宮本憲治君) 海南市民の所得が非常に低くなっています。平成20年度国民健康保険世帯主9,572件の総所得金額では、実に80%が200万円以下の所得となっています。農業従事者、自営業者、非正規雇用者などの市民が担い手となっている国保の世帯主の所得が危機的な状況です。世帯主の総所得金額範囲を見てみますと、9,572件中、ゼロが2,654件、1円から100万円が2,611件、100万1円から200万円が2,449件。 海南市民のうち国民健康保険対象者だけが200万円以下の低い総所得に苦しんでいるのでしょうか。いいえ、違います。平成21年度海南市民全体の総所得を見てみますと、子供たちを除いた海南市民4万2,168人の総所得の状況はゼロが1万3,063人、1円から100万円が9,050人、100万1円から200万円が7,815人、海南市民4万2,168人の総所得金額では、実に71%が200万円以下というのが現状です。 市民生活の困窮度が著しく大きくなっているこの現状で、市行政のみが従来どおりのままでは許されないのではないのでしょうか。いずれ海南市が立ちゆかなくなるのではないのでしょうか。 行政の無駄を省くのはもちろん、有用なものも市民生活にとっての優先順位をつけ、真に効果的なものを優先させ、積極的にまちおこしを行わなければならないと私は考えます。 以上の市民の苦しい所得の現状を踏まえた上で、事業仕分けを実施し、職員の再就職あっせん・再雇用廃止、退職者の不補充により人件費比率を下げ、町おこしの資金とし、所得が著しく下がっている市民生活の向上のための積極的な施策の実施と困窮世帯への減税に充てるべきであるとの趣旨で、通告に従い一般質問を行います。 大項目1、事業仕分けの導入について。 海南市行政改革推進本部補助金見直し部会について。 海南市行政改革推進本部補助金見直し部会という部会があります。この部会の活動の視点は次のようなものです。厳しい財政状況の中で限られた財源の有効かつ効果的な活用を図るため、現在いろいろな行政目的を持って団体等に交付しているすべての補助金等について、その内容を確認し、恒常的に交付しているもの、補助目的が達成されたと認められるもの、統合すべきもの、市民ニーズに合わなくなったもの等を整理・改善していく必要が生じている。特に、今回は団体の運営費にかかわる補助金等について見直しを図るべく研究部会である補助金見直し部会を設置して、作業を進めた。 質問です。この海南市行政改革推進本部補助金見直し部会の成果を伺います。 ②事業仕分けの導入について。 職員による事業の見直しは困難です。一律に一定割合の削減というような削減方針なら現場の職員も進めやすいでしょうが、これでは真に必要な優先順位の高い事業も削減してしまいます。しかし自分の行う業務に対して無用である、あるいは優先順位が低いと評価できるでしょうか。同僚職員の行う業務に対して低い評価をし、廃止・削減ができるでしょうか。 質問です。市職員による補助金等の見直し作業が海南市行政改革推進本部補助金見直し部会により行われました。しかし対象補助事業159件中、廃止の方向性が打ち出されたものは5件、補助金総額6億7,000万円中の85万円、0.1%にすぎません。このように市職員による業務の見直しは事実上、非常に難しい。よって、事業仕分けの実施を求めます。 大項目2、職員の天下り(再就職あっせん・再雇用)の廃止について。 課長以上の幹部職員の一部が、再就職あっせん・再雇用の便宜を長年受けていると私は考えます。例えば市の電算システムの関連業務に関する株式会社へは、部長級の退職者が代々社長として再就職しています。課長以上の一部幹部職員に対してのみ特別な再就職あっせん・再雇用が行われるのはいかがなものかと考えます。退職金を受け取り、年金共済が保障されている幹部職員の再就職のあっせんを行うのではなく、その分で少しでも若者の雇用をふやすべきではないのでしょうか。 質問です。海南市民の課税時の総所得金額は71%が200万円以下であり、生活が苦しい。市民感情に反する退職幹部職員の天下り、再就職あっせん・再雇用の廃止を求めますが、市長の考えを伺います。 ②実態について。 実態について、3点伺います。 再就職あっせん・再雇用者の現在の人数と就職先名を伺います。特に市と業務関係、補助金等の支出関係がある民間企業、NPO法人、団体について伺います。 就職先と海南市の関係、業務関係(内容と金額)、補助金等の有無と金額を伺います。 割り振りを行う市の部署と担当者、割り振りを行う法的な根拠を伺います。 職員の再就職あっせん・再雇用については、市民感情に反すると私は考えます。現状の市民の所得、市職員の実数と総給与が平成21年度予算で平均約846万円であることにかんがみれば、理解はたやすいのではないのでしょうか。よって、職員の再就職あっせん・再雇用については廃止すべきであると考えます。 大項目3、人件費率、経常収支比率について。 ①人件費率、経常収支比率を下げ、町おこしに費やすことを求めます。 質問です。海南市民の総所得金額は71%が200万円以下であり、生活が苦しい。一方、海南市では人件費の割合が非常に高いため、毎年決まったことに費やされる経常収支比率が98.8%となっています。退職者を補充せずに人件費の割合を下げ、町おこしの資金と、所得が著しく下がっている市民生活の向上のための積極的な施策の実施と、困窮世帯への減税に充てることを求めます。市長の考えを伺います。 ②現状について。 質問です。海南市の経常収支比率、人件費率と健全とされる数値を伺います。 質問です。正規雇用者の平均総給与(給料、職員手当、共済費、退職金手当(事務組合負担金を含む。)税金、共済費、控除前の数値)を伺います。 質問です。定年退職者の最終年の平均総給与(給料、職員手当、共済費、退職金手当(事務組合負担金を含む。)税金、共済費、控除前の数値)を伺います。 質問です。すべての市職員の定年退職予定者数、平成21年から5年間の数字を伺います。 質問です。非常勤職員、臨時職員の給与、報酬、賃金は人件費として計上されているのか、物件費としてか。人件費率としてカウントされているのか。されていない場合、人件費に含めた場合の人件費率を伺います。 海南市は公債費比率が低いにもかかわらず、経常収支比率が高い。積極的な施策を余り行ってこなかったため、公債費比率は低いが、異常な人件費比率の高さのために経常収支比率が98.8%となっています。財政が硬直化し、町おこしのための資金捻出が困難となっています。そこで私は、退職者の不補充により、人件費比率24.1%を大幅に削減すべきであると考えます。 事業仕分けを実施し、職員の再就職あっせん・再雇用廃止、退職者の不補充により人件費率を下げ、町おこしの資金とし、所得が著しく下がっている市民生活の向上ための積極的な施策の実施と困窮世帯への減税に充てるべきではないのでしょうか。 以上で、登壇しての質問を終えます。 ○議長(出口茂治君) この際、昼食のため午後1時まで休憩いたします。          午前11時47分休憩 -------------------          午後1時開議 ○議長(出口茂治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第3 一般質問を継続いたします。 当局から答弁願います。 市長 神出政巳君   〔市長 神出政巳君登壇〕 ◎市長(神出政巳君) 11番 宮本憲治議員の御質問にお答えいたします。 まず、大項目1、事業仕分けの導入については、本年度に取り組みを行いました補助金の見直しを例にとって、業務の見直し作業は事業仕分けにより実施すべきではないかとの御提言であります。 補助金の見直しにつきましては、毎年実施をしておりますが、事務事業評価によって見直しをしてまいりましたが、このたびすべての補助金、交付金の見直しに取り組んだところであります。限られた財源を有効かつ効率的に活用するため、一昨日、中家議員の御質問に御答弁申し上げましたとおり、本市の大変厳しい財政状況の中、現在実施しております事務事業評価などとあわせて事業仕分けについても、私どもも前向きな立場でありますので、早い時期に着手できるよう準備をしてまいります。 次に、大項目2番目の職員の再就職あっせん・再雇用を廃止してはどうかとの御質問であります。天下りということは、公務員もしくは公職につく者が、退職後、給料が高く法外な退職金がもらえる職業に関連の深い法人や協会といった傘下の団体に再就職をすることであるというふうに考えております。したがって、本市の退職者が天下りをしたというようなことはないというふうに思います。 本市の現状を申し上げますと、以下のとおりであります。公務員の60歳定年退職制度は近い将来延長されるというふうに思いますが、現在、年金の満額支給までには退職後数年働かなければ安定した老後の人生設計をできないのも現実であります。 そのような中、時代背景の中、現役時代に比べまして約4分の1程度の報酬で再就職、再雇用に応じ豊かな経験や資格を生かしていただければ、給与の高い職員を雇用するよりはベターだというふうに考えております。もちろん、現役時代の肩書きで幅をきかせて現職の職員が萎縮するようなことのないよう心遣い、配慮は心がけねばなりませんが。以上のような基本的な考え方で、希望者、適任者に対し退職後も継続し公務についていただいているというのが現状であります。 また、外郭団体に再就職される退職者の方につきましては、それぞれの団体に職務に適任なプロパー職員が育っていない場合などの理由により、市の職員としての知識、経験や能力を持った人材の御要望等をいただいた場合に、その団体の事情に最適な退職者に力を発揮していただいているというものであります。 なお、民間企業等に再就職される方については、御本人の再就職活動の努力や企業側からの招聘の結果というふうに聞いております。 次に、大項目3番目の人件費率や経常収支比率を下げて、町おこしに費やすことについてであります。 人件費の削減につきましては、旧海南市、旧下津町が平成17年4月1日に合併し、合併後10年間で150人の職員を削減するという集中改革プランのもと、本年4月までの4年間でその目標を大きく上回るペースで135人の職員を削減するとともに、組織を簡素にして職員を効率よく配置するなど職員を削減しても市民の皆様方へのサービスを極力低下させることのないよう、手段を講じてきたところであります。 それによりまして、平成17年度から昨年度までに約12億2,900万円が削減され、それを財源として、選択と集中の考え方に基づきまして市民にとって何が幸せかを常に考えながら、施策の実施に努めているところであります。 経常収支比率につきましては、年々人件費の削減に努めていますが、それ以上に扶助費や交際費の増加が大きい中、補助金の見直しや枠配分方式による予算編成などを行うことによって抑制に努めているところであります。 なお、生活に困窮されている方々には、市民税の減免要領に基づき適切に対応させていただいているところであります。 議員御発言の市民の現状については、私どもも経済状況は大変厳しいと認識をしておりますが、議員が発言された国保世帯と社会保険や共済保険の勤労世帯との比較は、一概に同列にはいかないというふうに思いますし、市民税の課税の総所得となれば、既にかなりの金額が控除された後の金額ベースの話でありますので、反問権の行使ではありませんが御指摘を申し上げておきます。 以上です。 ○議長(出口茂治君) 塩崎企画課長   〔企画課長 塩崎貞男君登壇〕 ◎企画課長(塩崎貞男君) 11番 宮本議員の大項目1、事業仕分けの導入についての1点目の海南市行政改革推進本部補助金見直し部会についての御質問に御答弁申し上げます。 御質問の補助金見直し部会の成果についてでございますが、平成21年度当初予算に補助金、交付金159件、金額にして6億7,132万8,000円を計上しておりまして、このうち見直し対象にできない派遣職員の人件費、法令等で負担を規定されているものを除いた150件、4億6,332万4,000円が実際の見直し対象でありました。 結果として、廃止したもの5件、補助金を他の支出科目に移行したもの8件、また、すべての補助金等を根拠に基づき積算し直したことで137件、4億4,931万5,000円となり、約3%、金額にして約1,400万円の削減となっております。 なお、今後の予算査定等において、さらに補助金等の精査を行っていくこととなっております。御理解いただきますようお願い申し上げます。 ○議長(出口茂治君) 岡本総務課長   〔総務課長 岡本芳伸君登壇〕 ◎総務課長(岡本芳伸君) 11番 宮本憲治議員の御質問のうち、当課にかかわる御質問に御答弁申し上げます。 まず、大項目2の職員の天下りに関しての御質問のうち退職した職員の市に関係する再雇用の実態でございますが、本年4月では非常勤嘱託職員として10名、海南市土地開発公社に1名、社会福祉法人海南市社会福祉協議会に1名、社会福祉法人海南市社会福祉事業団に2名でございます。 次に、市と再雇用先との業務関係、補助金の状況でございますが、平成20年度の一般会計では、海南市土地開発公社へは土地開発公社健全化対策利子補給金2,183万801円、海南市社会福祉協議会へは介護予防プラン作成等の業務委託2,205万5,274円、社会福祉協議会補助金として4,947万8,991円、公益法人等支援交付金で126万7,920円、合計で7,280万2,185円、海南市社会福祉事業団へは社会福祉事業団補助金として672万3,000円を支出いたしてございます。なお、この社会福祉事業団への補助金は平成21年度は予算計上をいたしてございません。 次に、再就職等の担当部署でございますが、嘱託職員の場合につきましては、一定の職務を嘱託職員が担当するのが最適であると判断した場合に退職者のうちにその職務に必要とする知識、経験を活用できる最適な人材があった場合には、総務課において担当課と協議を行うような作業をいたしてございます。 また、外郭団体から市の職員としての知識、経験や能力を持った人材の紹介の御要望が総務課にあった場合においては、退職予定者のうちから適切な人材を選定し、本人の意向を確認し、紹介するという一連の事務的な調整をいたしてございます。 続きまして、大項目3の人件費率、経常収支比率にかかわっての一般会計に属する職員1人当たりの年間平均給与、それにかかる共済組合への負担金、退職手当事務組合の負担金は、給料と諸手当で629万5,631円、共済組合の負担金が114万2,877円、退職手当事務組合の負担金が63万1,701円、合計で807万209円でございます。 なお、給与所得控除後の額の平均では、421万3,478円でございます。また、定年退職者が退職する年度の1人当たりの給与額等でございますが、平成20年度に退職した一般会計の職員では、給料と諸手当で798万4,428円、共済組合の負担金が145万6,726円、退職手当事務組合への負担金が76万4,348円、合計で1,020万5,502円でございまして、平成20年度の給与所得控除後額の平均で596万9,873円でございます。 次に、本年度から平成25年度までの定年退職者となる職員数でございますが、集中改革プランの対象となる職員で申し上げますと、平成21年度は23人、平成22年度は27人、平成23年度は22人、平成24年度は17人、平成25年度は29人、5年間で合計で118人でございます。なお、全職員では、平成21年度は26人、平成22年度は34人、平成23年度は23人、平成24年度は19人、平成25年度は33人、5年間の合計で135人の職員が定年退職となります。 以上、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(出口茂治君) 谷財政課長   〔財政課長 谷 勝美君登壇〕 ◎財政課長(谷勝美君) 11番 宮本憲治議員よりの大項目3の中の中項目2にかかります2点の御質問に御答弁申し上げます。 本市におきます平成20年度決算におきます人件費比率は21.4%、経常収支比率は98.8%。健全とされます数値につきましては、経常収支比率は都市にあっては75%と言われていますが、人件費比率につきましては自治体の状況により比較検討が難しいため、健全とされる数値は示されておりません。 次に、非常勤職員、臨時職員の給与、報酬、賃金は人件費として計上されているのか、物件費としてか、人件費比率としてカウントされているのか、されていない場合人件費に含めた場合の人件費比率はという御質問に御答弁申し上げます。 非常勤職員については、地方自治法施行規則に報酬として予算計上することとされ、毎年全市町村が国に提出します決算統計では、報酬は人件費に区分されると規定されておりますので、非常勤職員の報酬は人件費に算入しており、人件費比率にカウントされております。 また、本市の臨時職員につきましては、1年未満の雇用形態となっていることから、物件費として区分することとなっており、人件費比率にはカウントされてございません。 次に、カウントされていない場合、人件費を含めた比率はということでございますけれども、ただいま御説明申し上げましたように、国の定めた基準に沿って報酬は人件費に、賃金は物件費に区分され、人件費比率を求めておりますので、基準上の数値とは言えませんが、議員御発言のような臨時職員を人件費に含めた場合の人件費比率といたしましては、23.2%となります。 よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(出口茂治君) 11番 宮本憲治君 ◆11番(宮本憲治君) まず、大項目1から、事業仕分けの導入について、海南市行政改革推進本部補助金見直し部会について。 今後の予算査定等において、さらに補助金の精査を行っていくこととなっているという趣旨の答弁があったと思います。その意欲を評価し、期待したいと思いますが、再度の質問です。その場合の削減目標の金額または割合をお伺いします。 ○議長(出口茂治君) 答弁願います。 塩崎企画課長   〔企画課長 塩崎貞男君登壇〕 ◎企画課長(塩崎貞男君) 11番 宮本議員の事業仕分けの導入についてのうち1点目の海南市行政改革推進本部補助金見直し部会にかかわっての再度の御質問に御答弁申し上げます。 今後、予算査定等においてさらに補助金の精査を行っていくということであるが、その削減目標など定めているのかという御質問でございますが、補助金の見直しにつきましては、今後の査定につきましても、個々の補助金ごとにその必要性や必要額を見直していきたいと考えておりまして、あらかじめ目標削減額や一律の減税率を定めて実施するということは考えてございません。御理解いただきますようよろしくお願いいたします。 ○議長(出口茂治君) 11番 宮本憲治君 ◆11番(宮本憲治君) わかりました。なお一層の努力を求め、予算への反映を求めます。また、早期の効果的な事業仕分けの実施を求め、次の項目に進みます。 大項目2について。 外郭団体から市の職員としての知識、経験や能力を持った人材の紹介の要望があった場合には、職員を紹介するとの趣旨の答弁があったと思います。 外郭団体では長年ずっとプロパー職員が育たない環境なのですか。代々元職員が再雇用されているにもかかわらず、再雇用先ではプロパー職員の育成に失敗し続けているとでも言うのでしょうか。 質問です。外郭団体に対してはプロパー職員自身により経営される体制にすべきであると考えますが、この点についての考えを伺います。 別です。市との関係が強い企業・団体、補助金等を受けている団体への再就職には、問題があると考えます。株式会社の歴代の代表が市の元幹部職員というのは、市民の理解を得られるでしょうか。市と密接な関係にある企業・団体に対して幹部職員が再就職をしないように、少なくとも指導すべきであると私は考えます。この点についての考えを伺います。 ○議長(出口茂治君) 答弁願います。 市長 神出政巳君   〔市長 神出政巳君登壇〕 ◎市長(神出政巳君) 宮本憲治議員の職員の再就職あっせん・再雇用の廃止についての再質問にお答えいたします。 2点あったわけでありますが、まず第1点、外郭団体についてでございます。 議員御発言のように、なかなかプロパー職員、育っていないという側面もありまして、私ども外郭団体の運営については大変心配をしているところでございます。したがいまして、今後外郭団体のプロパー職員が市退職職員に頼らなくてもいいように人材が育つよう、市としても一層のバックアップをしてまいりたいと思います。 2点目の市と密接な関係にある企業・団体に対して幹部職員が再就職することに対する考え方でございます。 個々の事例にもよると思いますが、誤解を招くおそれが生じるケースが発生しそうな事例が予見された場合には、適切に対応してまいりたいと考えております。 ○議長(出口茂治君) 11番 宮本憲治君 ◆11番(宮本憲治君) 今年度退職する幹部職員が市と密接な関係にある民間団体、外郭団体、民間企業へ再就職することがないように手を打たれることを求め、次の項目に進みます。 人件費率、経常収支比率について。 臨時職員に対する賃金は人件費としてカウントされず、物件費とされているとのことでした。この賃金を人件費として仮にカウントするならば、人件費率はいまだ23.2%です。実際の人件費の割合を下げ、町おこしや市民生活の向上のための積極的な施策の実施と困窮世帯への減税に充てるべきではないのでしょうか。 定年退職者の退職年度の1人当たりの総給与が1,020万5,502円とのことでした。仮に退職者を全く補充しないと仮定すると、1年目には2億6,500万円、2年目には6億1,200万円、3年目には8億4,660万円、4年目には10億4,040万円、5年目には13億7,700万円もの巨額のお金が毎年平成20年度と比べて浮いてきます。実際には定年退職者以外にも、勧奨退職者が年間10人あるいは20数人出ることでしょう。実額ははるかに大きくなります。 もちろん、現実はこのような単純なものではなく、医師や看護師、消防士など必ず補充しなければならない職員もおります。しかし数字的には、経常収支比率を大幅に下げ、積極的な施策実施の資金は得られます。新規採用者は、採用当初は総給与が低くとも、やがて高額となります。市民の将来負担となるのです。どうか人件費率、経常収支比率を下げ、まちおこしに費やしてください。 あと、反問権の行使があったようですので、できるだけそれにこたえたいと思います。 私の出した数字は控除後の数字であると。控除後の数字は職員と対比しても大差ないのではないか、問題ないのではないかという形の趣旨の指摘があったと思いますので、この点について考えてみたいと思います。 まず、答弁のほうにありました市職員の控除後の金額なんですけれども、現職職員の場合は421万3,478円、こうありました。私のほうの最初の質問で言わせてもらいましたのは、控除後200万円以下が71%。この職員の421万3,478円は、控除後の数字でいいましても上位11.4%に入ります。11.4%、真ん中とは言いません。市民の控除後の所得、同じ土俵に立ったところの所得で同等であるべきだと本来なら思いますが、上位11.4%。退職直前の1年間の控除後の所得だと、596万9,873円だと答弁にありました。これだと上位7.7%に入ります。控除後の数字で考えてもこうです。 また、市民の場合、控除後の数字を考えます。例えば控除後の数字が約110万円程度の市民を考えます。基礎控除等々で考えますと、年収が200万円弱という形になると思います。200万円弱です。ここの数値の人間が7,815人います。それ以下の数字の方が、100万円以下で9,050人、ゼロで1万3,063人。年収が約200万円。これで国保とかで10何万円引かれますよね。市民税でも5万幾ら年間引かれます。アパートを借りて等々で、実際に可処分できる所得というのは一体いかほどでしょうか。そのように苦しい立場の市民がたくさんいる。そこに留意して市政を行っていくべきではないのか。人件費率を下げて、そのような市民の人たちの所得が、実際の年収が上がって、生活が豊かになるようにしていくようにすべきではないのか。そういう趣旨での質問でした。反問権の行使のほう、できるだけ尊重したいと思いましたので、ちょっとおかしいですけれども、答えさせていただきました。 ○議長(出口茂治君) 質問ですか。 ◆11番(宮本憲治君) 反問に対してさらに反問がもしあればやってもらいたい。そのようなことは可能なんでしょうか。議長のほうで計らっていただきまして、もし可能でしたらどうぞよろしくお願いします。 ○議長(出口茂治君) 当局から答弁願います。 市長 神出政巳君   〔市長 神出政巳君登壇〕 ◎市長(神出政巳君) 宮本憲治議員の市民の現状についての再度の御発言に対してお答えを申し上げます。 私が申し上げましたのは、勤労世帯については、農業や商業従事者のようにいろいろな控除とかそういったものが大きく認められていないという現状を踏まえまして、一概に同列に比較はできないということを申し上げた次第でございます。 ○議長(出口茂治君) 11番 宮本憲治君 ◆11番(宮本憲治君) わかりました。ちょっと私のほうも興奮しまして、少々取り違えたかと思いますけれども、なるほど農家の場合、例えば農家で年収700万円の場合は100万円程度で申請されると思います、控除後の数字で。しかし実際農家の場合、あるいは自営業者の場合もそうですけれども、サラリーマン世帯と違いまして、肥料であったりとか、あるいはコンバインのものであったりとか、苗を仕入れるお金であったりとか、さまざまな経費が実際にかかります。その部分のほうを認められて控除額でこれぐらいの金額と。それが過ぎましたら明らかに修正を求められますし、ひどい場合は脱税等のペナルティーがあります。 ですので、一概に昔に考えられていたような状態ではないと思いますし、実際、農家の方あるいは自営業者の方の生活が著しくこの数年間で苦しくなっているのは明らかだと思いますので、私はこのように考えて今回の質問をつくらせていただきました。 以上で私の質問のほうを終わらせていただきます。 ○議長(出口茂治君) 以上で、11番 宮本憲治君の質問を終了いたします。 この際、暫時休憩いたします。          午後1時30分休憩 -------------------          午後1時45分開議 ○議長(出口茂治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 先ほど、11番 宮本憲治君の質問をもって通告を受けました質問者の質問がすべて終了いたしました。 お諮りいたします。 一般質問はこれをもって終結いたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よってそのように決しました。 一般質問はこれをもって終結いたします。 ------------------- △日程第4 議案第99号 和歌山県市町村非常勤職員公務災害補償組合の解散について ○議長(出口茂治君) 次に、日程第4 議案第99号 和歌山県市町村非常勤職員公務災害補償組合の解散についてを議題といたします。 当局の説明を求めます。 岡本総務課長   〔総務課長 岡本芳伸君登壇〕 ◎総務課長(岡本芳伸君) 議案第99号 和歌山県市町村非常勤職員公務災害補償組合の解散について御説明申し上げます。 本件につきましては、和歌山県市町村非常勤職員公務災害補償組合が平成22年2月28日をもって解散することについて、地方自治法第290条の規定により議会の議決をお願いするものでございます。 本組合につきましては、構成団体の非常勤の職員にかかる公務災害の補償事務を共同処理してまいりましたが、県内の市町村合併により構成市町村が減少している状況から、行政改革の観点に立ち、本組合の効率的かつ機能的な運営と構成団体の行財政の合理化を図るため、本組合を解散し、和歌山県市町村職員退職手当組合と統合を図り、その事務を承継するものでございます。 何とぞ御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(出口茂治君) 説明が終わりました。 これより質疑を行います。 御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって質疑を終結いたします。 ------------------- △日程第5 議案第100号 和歌山県市町村非常勤職員公務災害補償組合の解散に伴う財産処分について ○議長(出口茂治君) 次に、日程第5 議案第100号 和歌山県市町村非常勤職員公務災害補償組合の解散に伴う財産処分についてを議題といたします。 当局の説明を求めます。 岡本総務課長   〔総務課長 岡本芳伸君登壇〕 ◎総務課長(岡本芳伸君) 議案第100号 和歌山県市町村非常勤職員公務災害補償組合の解散に伴う財産処分について御説明申し上げます。 本件につきましては、議案第99号で御説明いたしましたとおり、和歌山県市町村非常勤職員公務災害補償組合が平成22年2月28日をもって解散することに伴い、本組合の所有する財産の処分を定めることについて、地方自治法第290条の規定により議会の議決をお願いするものでございます。 処分の内容につきましては、和歌山県市町村非常勤職員公務災害補償組合の財産、権利義務一切のすべてを和歌山県市町村職員退職手当事務組合に帰属しようとするものでございます。 何とぞ御審議の上、御可決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(出口茂治君) 説明が終わりました。 これより質疑を行います。 御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって質疑を終結いたします。 ------------------- △日程第6 議案第101号 和歌山県市町村職員退職手当事務組合規約の変更について ○議長(出口茂治君) 次に、日程第6 議案第101号 和歌山県市町村職員退職手当事務組合規約の変更についてを議題といたします。 当局の説明を求めます。 岡本総務課長   〔総務課長 岡本芳伸君登壇〕 ◎総務課長(岡本芳伸君) 議案第101号 和歌山県市町村職員退職手当事務組合規約の変更について御説明申し上げます。 本件につきましては、市町村合併による構成市町村の減少等を受け、本組合に和歌山県市町村非常勤職員公務災害補償組合及び和歌山県町村議会議員等公務災害補償組合を統合し、地方自治法第285条に基づく複合的な一部事務組合を新たに設立するため、同法第286条第1項の規定に基づき本組合の規約を一部改正することについて、同法第290条の規定により議会の議決をお願いするものでございます。 このたびの規約の変更によりまして、本市議会の議員にかかる公務上の災害または通勤による災害に対する補償の事務につきましては、平成22年4月1日から和歌山県市町村職員退職手当事務組合で共同処理を行うこととなります。 それでは、和歌山県市町村職員退職手当事務組合規約の一部を改正する規約について御説明いたします。 まず、題名は和歌山県市町村総合事務組合規約といたします。 次に、第1条から第4条は、総則としてそれぞれ組合の名称、組織、組合を組織する地方公共団体、組合の共同処理する事務、組合の事務所の位置を規定しております。 第5条から第10条は、第2章として組合議会に関する規定を定めております。議員の定数、選挙の方法、任期、議長及び副議長の規定でございます。 第11条から第14条は、第3章として執行機関の規定でございます。組合の組織、会計管理者、職員、監査委員についてそれぞれ規定をしてございます。 第15条は、第4章として組合の経費に関する規定をしております。 第16条から第19条は、第5章として組合の加入及び脱退についての規定でございます。 第20条は、第6章として雑則に関する規定をしております。 なお、この規約は平成22年3月1日から施行しようとするものでございます。施行に際しましては、海南市の議会の議員にかかる公務上の災害または通勤による災害に対する補償の事務については、この規約の施行の日から平成22年3月31日までの間、本市において従来どおり処理すること等必要な経過措置を講じてございます。 何とぞ御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(出口茂治君) 説明が終わりました。 これより質疑を行います。 御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって質疑を終結いたします。 ------------------- △日程第7 議案第102号 海南市地域排水処理施設条例について ○議長(出口茂治君) 次に、日程第7 議案第102号 海南市地域排水処理施設条例についてを議題といたします。 当局の説明を求めます。 榎環境課長   〔環境課長 榎 重昭君登壇〕 ◎環境課長(榎重昭君) 議案第102号 海南市地域排水処理施設条例について御説明申し上げます。 本案につきましては、海南市土地開発公社から北赤坂、南赤坂両地区における地域排水処理施設の移管を受けるに当たり、本市の施設として適正な管理及び運営を行うための必要な事項を定めるため、海南市地域排水処理施設条例の制定をお願いするものでございます。 それでは、条文に従いまして御説明申し上げます。 第1条で施設の設置について、第2条で用語の定義について規定してございます。第3条では排水処理施設の名称等について、第4条では土地所有者の責務について規定してございます。第5条では排水設備の設置義務について、第6条では排水設備の計画の承認について規定してございます。第7条では排水設備及び排水の排除基準について、第8条では改善命令について規定してございます。第9条では立入検査について、第10条では使用制限について規定してございます。第11条では使用開始等の届け出について、第12条では使用料について規定してございます。第13条では使用料の区分の異動について、第14条では使用料の減免等について規定してございます。第15条では新規加入について、第16条では加入負担金について規定してございます。第17条では資料の提出について、第18条ではこの条例の必要な事項の委任について規定しているところでございます。第19条では過料について規定してございます。 なお、附則でございますが、第1項でこの条例は平成22年4月1日から施行しようとするものでございます。また、附則第2項及び第3項では本条例の施行の際、既に排水設備を設置している者、及び加入負担金を納付している者に関する経過措置について規定してございます。附則第4項では当該事業のための新たな特別会計を設置するに当たりまして、海南市特別会計条例の一部改正について規定してございます。 何とぞ御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願いいたします。 ○議長(出口茂治君) 説明が終わりました。 これより質疑を行います。 御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって質疑を終結いたします。 ------------------- △日程第8 議案第103号 海南市地域排水処理施設管理基金条例について ○議長(出口茂治君) 次に、日程第8 議案第103号 海南市地域排水処理施設管理基金条例についてを議題といたします。 当局の説明を求めます。 榎環境課長   〔環境課長 榎 重昭君登壇〕 ◎環境課長(榎重昭君) 議案第103号 海南市地域排水処理施設管理基金条例について御説明申し上げます。 本案につきましては、海南市土地開発公社から移管を受ける地域排水処理施設に付随する余剰金を、将来的な大規模修繕を目的とした基金として管理し、その使途を明確にし、出入りの透明化を図るために、海南市地域排水処理施設管理基金条例の制定をお願いするものでございます。 それでは、条文に従いまして御説明申し上げます。 第1条で基金の設置について、第2条で基金の積み立てる額について規定してございます。第3条では基金の管理について、第4条では運用益金の処理について規定してございます。第5条では繰替運用について、第6条では基金の処分について規定してございます。第7条では、この条例の必要な事項の委任について規定しているところでございます。 なお、附則でございますが、この条例は平成22年4月1日から施行しようとするものでございます。 何とぞ御審議の上、御可決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(出口茂治君) 説明が終わりました。 これより質疑を行います。 御質疑ございませんか。 4番 上田弘志君 ◆4番(上田弘志君) それでは、議案第103号について、素朴な質問なんですけども、この基金の設置条例ですけども、地域排水処理施設の管理に要する経費に充てるためということがありますけども、基金の造成額としてはどのぐらいの額を想定されているのか。 それと、2点目は、これは土地開発公社で今まで特別会計として運営されてきましたね。そこの例えば剰余金があればそれもこの基金の造成額に入るのか、繰り入れられるのか、その2点について教えてください。 ○議長(出口茂治君) 当局から答弁願います。 榎環境課長   〔環境課長 榎 重昭君登壇〕 ◎環境課長(榎重昭君) 4番 上田議員からいただきました基金への積立金額、そしてもう一つ余剰金等あればそれが積み立てられるのかということだと思います。その2点についてお答え申し上げます。 まず、平成21年度決算見込みでございますが、4,055万円余りの金額になるというふうに考えてございます。ということで、約4,055万4,000円が積立金として考えてございます。そして余剰金と、それら含めたのが今説明させていただきました見込み額ということで、この金額が基金への積み立てということになると考えてございます。 以上でございます。 ○議長(出口茂治君) 他に御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって質疑を終結いたします。 この際、暫時休憩いたします。          午後2時3分休憩 -------------------          午後2時9分開議 ○議長(出口茂治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ------------------- △日程第9 議案第104号 海南市手数料条例の一部を改正する条例について ○議長(出口茂治君) 次に、日程第9 議案第104号 海南市手数料条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。 当局の説明を求めます。 岡本総務課長   〔総務課長 岡本芳伸君登壇〕 ◎総務課長(岡本芳伸君) 議案第104号 海南市手数料条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 去る和歌山県議会9月定例会において、和歌山県の事務処理の特例に関する条例案が可決され、県に属する事務の一部について新たにその権限が移譲されることになりました。このことを受け、移譲される事務のうち手数料を徴する必要のある9法律60事務について、手数料の額を定めるとともに、条文の整備を行うため、条例の改正をお願いするものでございます。 改正の内容でございますが、手数料の額について規定してございます、別表2 保健衛生に関する分野につきましては化製場等に関する法律、採石・砂利に関する分野につきましては採石法・砂利採取法、都市計画に関する分野につきましては租税特別措置法・宅地造成等規制法・都市計画法、消防に関する分野につきましては火薬類等取締法・高圧ガス保安法・液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律、以上9本の法律に基づく事務について、それぞれ手数料の額を定める規定を加えるとともに、条文の整備をお願いするものでございます。 なお、手数料の額につきましては、現在、国により定められている地方公共団体の手数料の標準に関する政令及び和歌山県において規定されております額と同額としております。 なお、附則についてでございますが、この条例は平成22年4月1日から施行しようとするものでございます。 何とぞ御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(出口茂治君) 説明が終わりました。 これより質疑を行います。 御質疑ございませんか。 22番 河野敬二君 ◆22番(河野敬二君) 膨大なページがあんのやけどよ、ちゃんとよう見てないんやけども、流れがどう変わったんよ。例えば一番最初、狂犬病予防の部分で340円。これは今まで狂犬病予防のお金、こんなんどこへ払いに行って、どうなっちゃったんよ。市民にとって保健所とか海草県事務所とか、そういうところに払いに行っちゃったやつも海南市で払えるようになるというような、それなりにわかるんやけど、今までのシステムが県でどうなっちゃって、この条例改正でどうなるのか。それが1点目です。 それで、2点目は、そのことによって具体的にそれぞれ消防とか都市整備とかいろんな課で仕事量がどうふえていくのか、そのための職員を置かなあかんのか、そこをちょっとお教え願いたい。まるっきりわかりませんので。 ○議長(出口茂治君) 当局から答弁願います。 田中総務部長   〔総務部長 田中康雄君登壇〕 ◎総務部長(田中康雄君) 22番 河野議員の議案第104号 海南市手数料条例の一部を改正する条例についての御質疑に御答弁を申し上げます。 御質疑のうち、今回の権限移譲により仕事量がどうふえて、どれだけの負担になるかということございます。 権限移譲ということでいきますと、基本的にはこれまでの各法律に基づいて申請された実績を勘案して職員配置を検討しなければならないというふうに考えますが、今回の移譲の分野でいきますと、例えば都市計画に関する事務等であれば、これまででも経由実績がある、あるいは事前の問い合わせに対する協議等によりまして、担当課では既に相当程度その説明能力等も身についておるというふうに考えております。 それから、各担当省庁から許認可に対するマニュアル等の整備も進んでおり、現状と比較して職員に対しては過重な負担にはならないものと考えてございます。 今後も機会をとらまえて、県が実施する研修に参加して、事務上必要な知識の習得に努めて、スムーズにこの事務を執行できるように取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(出口茂治君) 榎環境課長   〔環境課長 榎 重昭君登壇〕 ◎環境課長(榎重昭君) 22番 河野議員からいただきました狂犬病予防にかかわっての質問に御答弁させていただきます。 まず、狂犬病予防というふうに旧の手数料条例ではなってございました。それをまず保健衛生というふうに改めると。そしてその次に化製場等に関する法律ということが県からの移譲がありましたので、そこに入ってくると。そしてその後になりますのが1件につき55円、これは先ほど議員がおっしゃったとおり、1,600円、また1件につき340円、1件につき3,600円というふうになってございました。それらについて条例では、手数料等については現在も市の環境課で対応させていただいてございます。これは以前から市の条例での手数料ということになってございます。今回改めて発生するものではございません。 以上でございます。御理解賜りますようよろしくお願いいたします。 ○議長(出口茂治君) 再度の御質疑ございませんか。 22番 河野敬二君 ◆22番(河野敬二君) 今の答弁はわかったんですが、市民にとってわざわざ県庁や海草県事務所とか、保健所は近いですけども、そういうところへ行っておったんが、海南市役所で手続ができるというふうになったら、市民サービスにつながるわね。今まで県庁へ行ってこうやったのがこうなるんやと、そこの説明をもうちょっと教えてほしいんよ。 今のはようわかるんやで。今まで県庁へ行ってこうしちゃうやつがいろんな、例えば都市計画の問題とか、消防の関係もあっとな、今までは県庁へ行かなんだらあかんかったけども、市民にとってサービス向上になるという立場でちょっと教えてほしいんよ。そこらちょっと僕も質問の仕方が悪かったと思うんで、市民にとってどういうサービスの向上になるんかね、それだけよ。今までこうだからこうやっていたやつがこうなるという言い方で教えてくれたら理解できるんやけれども。ちょっと僕も質問の仕方が悪かったと思うんで。 ○議長(出口茂治君) 当局から答弁願います。 田中総務部長   〔総務部長 田中康雄君登壇〕 ◎総務部長(田中康雄君) 22番 河野議員の再度の御質疑に御答弁を申し上げます。 御質問は、市民にとってどのように便利になるのかという御主旨でございますが、一般的には、権限移譲によってのメリットといいますと経由が省略されるということで、審査のスピードアップにつながります。また、許可等においては、より地域の実情を反映した審査が可能になります。それから申請の届け出等のその場所が身近になるということで、これまで県庁また振興局等で行われてきた海南市と県との関係が、審査・経由を行うことなく海南市で完結するということで、市民にとっては便利になると考えております。 ○議長(出口茂治君) 他に御質疑ございませんか。 15番 宮本勝利君 ◆15番(宮本勝利君) 私も簡単に聞かせていただきます。 高圧ガスとかガスにかかわる何で、冷凍等とか容積とかそういうもんによっていろいろ数字が書かれているわけですが、海南市内に企業なり、大手の企業、特に関係あると思うんですが、どういうような企業が液化ガスとかそういうものの対象になってきて、どのくらいの企業が海南市にあるんかな。大きなところで結構です。小さいタンク等々いろいろあると思うんですが。 それと、ちょっと見させてもろうたら、火薬類も取り扱いということで、市の何になっておりますが、鉄砲の弾薬等々はどういうふうな扱いになっていくんかなと。狩猟のそういうことで、ちょっとお願いいたします。
    ○議長(出口茂治君) 当局から答弁願います。 廣田消防本部予防課長   〔予防課長 廣田芳三君登壇〕 ◎予防課長(廣田芳三君) 15番 宮本議員からの1点目の御質問、高圧ガスにつきましての企業等の数とか名称とかという点について御質問がございました。 それにつきましては、高圧ガス関係でございますけれども、高圧ガス保安法に基づく第1種事業所につきましては8事業所ございます。その内訳につきましては、和歌山農協食品工業株式会社海南工場、それから住友金属工業株式会社和歌山製鉄所、海南でございます。それから海南アクアラング、それに中野BC株式会社、それにセイカ株式会社海南工場、それから高田機工株式会社和歌山工場、それから関西電力株式会社海南発電所、それからセイカ株式会社海南工場ということで、これは2件上がっております。 それから、液石法の関係でございますけれども、これにつきましては、株式会社農協物流和歌山、それから和歌山鋼管化工株式会社、大崎産業株式会社下津LPGセンター、それに島田石油株式会社海南LPG充てん所という4カ所でございます。 それから、2点目の火薬類についての弾薬の扱いでございますけれども、これにつきましては火薬の移動ということで、その残った分については販売店のほうへお返しするというのが原則だということで聞いております。 以上でございます。御理解賜りますようよろしくお願いいたします。 ○議長(出口茂治君) 再度の御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 他に御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって質疑を終結いたします。 ------------------- △日程第10 議案第105号 海南市漁港管理条例の一部を改正する条例について ○議長(出口茂治君) 次に、日程第10 議案第105号 海南市漁港管理条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。 当局の説明を求めます。 竹中農林水産課長   〔農林水産課長 竹中敏彦君登壇〕 ◎農林水産課長(竹中敏彦君) 議案第105号 海南市漁港管理条例の一部を改正する条例についてを御説明申し上げます。 さきの9月定例会におきまして、塩津漁港施設用地整備費として予算をお認めいただき、今度末の竣工を目指し、現在着工に向け準備を行っております。この事業につきましては、有料駐車場及び多目的広場の整備や公衆トイレ、あずまやの設置を行うものであります。 この有料駐車場にかかわって、使用料金を定めるための条例の改正をお願いするものでございます。 次に、条例の改正内容について御説明申し上げます。 今回の改正は別表中の漁港施設利用料及び使用料の部、道路の項の次に駐車場の項を加えるものでございます。 料金の設定につきましては、近隣の民間駐車場を調査の上、その経営に支障を来すことのないよう配慮し、決定をしております。 ただいまお手元にお配りした資料はその配置図の案でございまして、下の黄色の部分3カ所が定期使用を考えております。それから右の青のところの34台につきましては、一時使用を考えてございます。 説明は以上でございます。何とぞ御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願いを申し上げます。 ○議長(出口茂治君) 説明が終わりました。 これより質疑を行います。 本案については質疑の通告がありますので、まず初めに通告による質疑を許可いたします。 6番 磯崎誠治君 ◆6番(磯崎誠治君) 条例案見ただけでわからなかったので、質疑の通告をさせていただきましたが、今の図面からいろいろいただきましたので、駐車場の台数はわかりました。 これは漁港施設の中のこういう駐車場という形なんですけども、このような形で漁港施設以外に関連して定期契約などをしている、市内で、ほかに駐車場はどんなものがあるんか、もしあれば教えていただきたいと思います。 それと、近隣の駐車料金をかんがみて4,000円というのをしたと言うんですけれども、私どもの加茂郷地区、大東地区、あの辺では青空駐車場では大体5,000円ぐらいが相場なんですけれども、ここが4,000円というのは周辺がそのぐらいであるのか、調査していたら教えていただきたいと思います。 それと、定期契約になってきますとどういうような契約の仕方をするのか、もし細則とかそういうのがありましたら出していただきたいと思います。まだ今のところないんだったら、後日でも結構ですから教えていただきたいと思います。 というのは、定期契約で、民間の駐車場の場合は余り問題にはならないんですけれども、こういうような公営の駐車場の場合は便利がええ、安いということで、ほとんど契約者が独占というような形で、次に新しく応募しても入れないというような状況が多いと思いますので、そこらの分はどのようになっているのか、考えられているのか。 地元、塩津地区の人に対する優遇というような、そういうことも考えているのかどうか。 以上、お願いします。 ○議長(出口茂治君) 当局から答弁願います。 竹中農林水産課長   〔農林水産課長 竹中敏彦君登壇〕 ◎農林水産課長(竹中敏彦君) 6番 磯崎議員からの海南市漁港管理条例の一部を改正する条例にかかわりましていただきました数点の御質疑に御答弁申し上げます。 まず、1点目の市内で他に定期使用として貸している駐車場はあるかとのことでございますが、市直営ではございませんが、市の関係でいいますと海南市土地開発公社が海南駅前駐車場、また株式会社まちづくり海南が海南駅高架下駐車場において定期貸しを行っております。 次に、2点目の定期駐車料金を4,000円と設定している理由についてでございますが、先ほどの議案説明でも申し上げましたとおり、塩津地区の民間駐車場の料金を調査いたしました。その額、7カ所から8カ所を調査したわけでございますが、そのいずれにおきましても1カ月3,000円から4,000円という価格でありまして、これは青空駐車場でございますが、民間駐車場の経営を圧迫することのないように、その調査結果に基づきまして4,000円と設定したところでございます。 次に、3点目の定期使用の契約条件について、細則ができていればというふうな御質疑でございますが、当該駐車場につきましては、漁港施設という位置づけから賃貸契約ではなく、条例に基づいて1年を限度とした漁港施設の使用許可となり、それに伴います要綱を現在作成中でございます。 次に、4点目の地元市民への優遇は考えているのかというお尋ねでございますが、使用料につきましては地元の民間駐車場の経営を圧迫しないよう、なおかつ収支がとれるよう設定しておりまして、金銭的な優遇はございませんが、当該駐車場の整備に至った経緯として、釣り客等の迷惑駐車やごみ、トイレ等のトラブルが漁港施設の整備の進捗とともに増加し、当初は平成23年をめどに駐車場の整備を行う予定でおりましたが、急遽前倒しで今年度に整備を行うことになった次第でございます。 使用者につきましては、先ほど申し上げましたとおり、地元の実情もありまして、市の所有地に市費を投じての整備を行っていることから、海南市在住もしくは当地域に勤務している方を対象に検討してまいりたいと考えております。 以上、御理解を賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(出口茂治君) 再度の御質疑ございませんか。 6番 磯崎誠治君 ◆6番(磯崎誠治君) ありがとうございます。よくわかりました。 それで、ちょっと再質問という形で、素朴に私はこの図面を見せていただいて考えるんですけれども、この一番端の突堤というんか、ここへ一番釣りに来るんですよね、釣りに来る人は。この近くにある駐車場は定期使用にして、それで一番遠いところを一時使用にしていた場合、なかなかここから歩いて重い荷物下げて、釣りに行く人が果たして使うかなと。この場所の設定はどういうような形でされたのか。 やっぱり一番ここらで被害が、違法駐車とかごみの被害とかというのがあるということで、これを先につくっていただいたと。これはありがたいことなんですけども、一番この場所に近いところ21台を一時使用にしたほうが、一時的に来る人らにとったらここをぎょうさん使ってくれるん違うかなと素朴に思うんで、ここら決めた理由をちょっと教えていただきたいのと、この駐車場は、駐車場というのはもう車買うたら必ず駐車場へ入れなあかんと。その車庫証明にとれるんかどうか、そこらも教えていただきたいと思います。 それと、まだ細則ができていないということで、できたらまたいただきたいと思うんですけれども、例えばこの56台の定期の駐車場に70人応募来たとします。どんな形で振り分けするんか、そこら教えていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(出口茂治君) 当局から答弁願います。 竹中農林水産課長   〔農林水産課長 竹中敏彦君登壇〕 ◎農林水産課長(竹中敏彦君) 6番 磯崎議員からの再度の御質疑に御答弁申し上げます。 まず、1点目の配置の方法についてでございますが、この方法につきましては、先ほども御説明申し上げましたとおり、この駐車場を前倒しで整備するという至った経緯につきましては、非常に釣り客のマナーが悪い。そのような中で家の庭にふん尿といいますか、トイレといいますか、そういうような問題、えさの残ったごみ等々の問題がありまして、過去には簡易式のトイレが一部ありました関係上、そのような問題は何とか地元で対策を講じていただいたわけでございますが、そのトイレがない中で、そういうふうな衛生上非常に悪いといいますか、そういうような問題が多発してまいりまして、そこらと違法駐車の問題等がありまして、今回の整備につきましては、お手元にお渡しした一時預かりの右側のスペースに、先ほど申し上げましたとおりあずまやとか便所とか、そういうふうな施設をあわせて整備する計画をしてございます。 それで夜釣りとかそういう釣り客につきましては、議員今おっしゃっていただきました一番突堤のほうが釣り客が多いんでございますが、やはり車をそこに置いていただいて、そこでトイレが24時間使用できるというふうなところに車をとめてもらうのが、やはり利便性としてはいいのではないかというふうに考えて、そこを地元の方以外の来訪者といいますか、塩津漁港の利用者の一時駐車場と決定した次第でございます。 ただ、運用面につきましては、当初からそういうような心配もありますので、さきの議会でも御答弁申し上げましたとおり、一応それで運用して、地元の状況を見た上で、種々問題が生じるのであればその位置の変更については地元と考えて、柔軟に対応していきたいと、そのように考えております。 それから、2点目の車庫証明の発行についてでございますが、これにつきましては先ほども御答弁申し上げましたとおり、漁港施設の使用許可ということになりますので、車庫証明については発行できません。 それから、3点目の申し込みの方法でございますが、塩津地区には約700名、これは10月末現在でございますが、住民登録されている方が698名ございます。そのうち所帯がたしか290何所帯あったと思うんですが、その1所帯に1台と考えましても、塩津に290台程度の車がある。その中で、先ほど言いました民間駐車場並びに区が経営していただいている駐車場等で何とかなっていると。ただ、どうしても不足が生じるということで、この56台の駐車場の区画数を決定した経緯がございます。 それで、申し込みにつきましては、先ほど言いましたように検討中でありますが、詳細な中ではやはり先着順というふうな形をとらざるを得ないのかなというふうに今考えております。詳細につきましては、まだあと3カ月程度ございますので、また関係者とも協議していくわけでございます。先着順という形を今のところ考えております。 以上です。 ○議長(出口茂治君) 再度の御質疑ございませんか。 6番 磯崎誠治君 ◆6番(磯崎誠治君) 場所については、もし釣りに来た人といろんな苦情なりトラブルなりあったときは、また地元と協議して、できる限りやっぱり公害とかそういうものが起こらないような方向へ持っていっていただきたいと思います。 それと、先着順というような形になりますと、一番最初に借りた人が一番有利になってくるんです。交代のときはもうわかっていますから、もう早うから、わし、次また借るでと、新しい人が入れないというのがありますので、もしそういうような声が出てきたときはやっぱり地元と相談して、うまくみんなが利用できるように協議していっていただきたいと思います。もう答弁は結構です。 ○議長(出口茂治君) 以上で、通告による質疑は終了いたします。 次に、本案について他に御質疑のある方はございませんか。 1番 中西 徹君 ◆1番(中西徹君) ちょっと簡単に聞きたいんですが、この一時使用34台分、これは管理するの、磯崎議員言うたかな、人を置くとか機械でするとか、そういうのをちょっと聞かせてください。 それと、この収入、市へ入ってくるんですが、これは農林水産の使用料という形で収入を上げられるのか、それだけ聞かせてください。 ○議長(出口茂治君) 当局から答弁願います。 竹中農林水産課長   〔農林水産課長 竹中敏彦君登壇〕 ◎農林水産課長(竹中敏彦君) 1番 中西議員からいただきました漁港管理条例にかかわっての御質疑に御答弁申し上げます。 1点目のこの駐車場の管理についてでございますが、これは当初、先ほど申し上げました海南駅前とかいう駐車場につきましては機械でやっております。これの年間経費等調査した結果、かなり膨大な金額になってくる。当初は機械も考えたわけでございますが、場所につきましては海のすぐそばということで、塩の害もある。それとやはりそれだけの利用客があるのかなというふうなことも考えて、収支のシミュレーションを行いました。それで人による徴収がやはり経費も安くつくしということで、そのほうを考えてございます。 その組織につきましては、地元塩津区並びにその漁港の関係者、漁業組合等で組織するそういう団体に一部委託をして行ってまいりたいと、そのように考えております。 それから、収入につきましては、これは漁港施設使用料として市のほうへすべて入ってまいります。 以上です。 ○議長(出口茂治君) 再度の御質疑ございませんか。 1番 中西 徹君 ◆1番(中西徹君) ごめん、もう一回聞き忘れました。これは土日とか時間帯とか、それをちょっとどう考えられているのかなと思って。すみません、もう一度お願いします。 ○議長(出口茂治君) 当局から答弁願います。 竹中農林水産課長   〔農林水産課長 竹中敏彦君登壇〕 ◎農林水産課長(竹中敏彦君) 1番 中西議員からの再度の御質疑に御答弁申し上げます。 1点目の土日はどうなということで、もちろん土日につきましても営業をしていきます。 時間でございますが、今考えておりますのは午前6時から午後6時を考えております。ただ、釣り客を考えますと季節的なものもありますので、そこらちょっとまあ詳細考えなければならないのかなというふうには考えておりますが、基本的には朝の6時から夜の6時までと考えております。夜釣りに来て、夜中に帰るお客さんについては無料というふうになります。それと釣り客だけではなしに、やはり地元の親戚とか用事に来た方も泊まられますんで、そこらはかなり大丈夫かなと思っていますので、以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(出口茂治君) 他に御質疑ございませんか。 4番 上田弘志君 ◆4番(上田弘志君) 皆さんいろいろ出されたんで、言われていることとも関連するんですけども、最初、契約方法で条例による使用許可になるということでしたね。公の施設ですんで、そのかかわりで非常にどうするかという、大変知恵を使われていると思うんですけれども、この中で定期使用の使用許可を受けられる人は、海南市内在住ちゅうたんかな。公の施設やから、その地域を限定できるんでしょうかという問題。 それと、全部で91台ですね、この一時使用と定期使用それぞれ34台、57台というこの台数は、どういう考えで台数を設定されたのかお聞きしたいと思います。 単独用地の整備については予算が議決されているので、今さら駐車場とも言いにくいんやけれども、やはりちょっとお聞きしておかんなんのは、こういう形で単独用地は海南市が独自に用途を決めればいいんですけれども、国庫事業でやっているこういう用途目的があったと思うんですよ。これを簡単に駐車場へ変えられるのかどうかをお聞きします。 それと、先ほど中西議員もお聞きになっていたけど、一時使用の一日はというたら午前6時から午後6時までやと、こういうお答えなんですけど、そうしたら条例にこのように1日1回という、こういう表現でよろしいんでしょうか。そこだけ。 以上です。 ○議長(出口茂治君) 答弁願います。 竹中農林水産課長   〔農林水産課長 竹中敏彦君登壇〕 ◎農林水産課長(竹中敏彦君) 4番 上田議員からいただきました数点の御質疑に御答弁申し上げます。 まず、1点目の地域を限定、公の施設であるが、そこらはどうかというような御質疑でございますが、これはもちろん公の施設でございます。使用者を特定するものではございません。 ただ、先ほど御説明申し上げましたとおり、駐車場の整備に至った経緯等地元の実情を勘案しますと、先ほど御答弁させていただいたようにやはり海南市民の方、それから地元地域に勤務先のある方を考えていくのがどうかなというふうなことで、考えさせていただいております。そのほかの人を排除するものではないんですが、一応そういうことで地元と協議する中で進めておりますので、できればそのような形で進めてまいりたいと考えております。 それから、2点目の台数の考えでございますが、お手元の資料の右側に公園の整備も行います。それで単独というのはスペースの関係もございまして、全体の台数につきましては、地元塩津地区並びに漁業関係者と何回か協議する中で台数を決めてきた経緯がございます。それで地元には、一応このぐらいの台数で御理解をいただきたいというふうな話を何回かしておりますので、そこらも御理解願いたいと思います。 それから、その左の3カ所の利用目的の変更についての理由でございますが、そのような状況の中で、もともとは漁業施設用地で、漁具保管修理施設でありましたが、これにつきましては国のほうへ、農林水産省のほうから通知がまいっておりまして、その利用頻度の低いものについては目的変更を申請すればというふうな条文がありまして、それに沿いまして県を通じ国のほうへ、今回そこに書かせていただいています必要最小限の本来の目的であります漁具保管修理施設を残しながら、そのほかの利用頻度の低いところにつきましては、駐車場の目的変更を届け出した経緯がございます。 それから、4点目の1日1回というものはこれでいいのかというふうな御質疑でございますが、先ほども言いましたように人による管理を行いますので、どうしても24時間営業というふうにはできません。それでそこはその営業時間についてどうかなということでありますが、例えば朝の5時に車が入って、管理する方が朝の6時に来た時点で入っていれば、その方に料金の徴収を求めていくというふうなことを考えておりますので、24時間以内に2度徴収するといいますか、いただくようなことにはならないと思いますので、24時間、1日1回というふうな形で対応できるのではないかなと考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。 以上です。 ○議長(出口茂治君) 他に御質疑ございませんか。 4番 上田弘志君 ◆4番(上田弘志君) それはそれでわかりました。 それと、先ほど磯崎議員もお聞きしていましたけども、決定について、先着順とおっしゃったのかな。申し込みを受けて、住所の確認とか、いろいろ海南市の市民もしくは塩津に勤務しているとか、海南市に勤務しているだったかな、まあどっちでもええわ、その確認とか要りますわね。 やっぱり先ほどの課長の答弁でも、この定期使用57台については、地元の方々にこれだけで御辛抱くださいということを言うたと言うんやけれども、ということはまだ希望があるかもわからんということで、やはりそこは私は公平に公正にやるべきではないかというふうに思うんですけれども。 ですから、審査も含めて、公営住宅、市営住宅の入居がそうですね。審査委員会までつくっちゃいてよ。やっぱりそういうきちっと公正、公平にやるシステムをつくるべきではないですか。 ○議長(出口茂治君) 当局から答弁願います。 竹中農林水産課長   〔農林水産課長 竹中敏彦君登壇〕 ◎農林水産課長(竹中敏彦君) 4番 上田議員からの再度の御質疑に御答弁申し上げます。 駐車場56台の募集の方法についてでございますが、今回新たに整備します駐車場につきまして、ただいま取り扱い要綱を作成中であります。 その中で詳細については決めていこうと考えておるわけでございますが、先ほど御答弁申し上げましたように、定期駐車、これも案でございますが、許可は先着順とすると。ただし市長が特に必要と認める場合はこれを変更することができるというふうに、これは案でございますが、書いておりまして、先ほど言いましたように、地元がそういうふうな駐車場がない中で困っているというふうな状況ではあるんですが、先ほど言いましたように公の施設というふうな側面もございますので、そこら募集につきましては、今、議員から御提言いただいたことをよく考えながら、問題のないように処理をしてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。 以上です。 ○議長(出口茂治君) 他に御質疑ございませんか。 22番 河野敬二君 ◆22番(河野敬二君) まず、漁具保管修理施設を利用度が低いから変換したと言うけど、漁師さんもまだいてんちゃうんか。利用度が何で低なったんや。利用するからつくったんやろ。駐車場のためにつくったんか。それをちょっと。今、漁具保管修理施設いうのは、全体でどれぐらいの金額かけて、どのぐらいの広さでつくってきたんよ。ほんで残りどれだけ残っちゃんの、漁師さんの数、減ってきちゃるんか。何人いてんのよ。 僕はこの問題をずっとやってきたんよ。住民の要求にこたえるというのは大事なことやで。そやけどここは漁港やろ。漁港が何で駐車場に化けるんよ。これがようわからんのよ。まずそれが1点目。 それから、条例、1,556ページにあらな、この別表の一番下に入るんやな、これ。そしたらこの別表の2番目のところに道路、ここは道路やろ。駐車するところは道路違うんか。道路の使用は1平方メートル1回につき21円てあるねん。車は何メートルか知らんけど、10メートルとしたって210円や。下のその他工作物を設けない場合、1平方メートルにつき1月に17円85銭。これかて別に置けんねや。この条例でこれを主張されたらどうすんのよ、あんた。この条例との関係はどうなんのよ。車、何平方メートル、大体五、六メートルぐらいか。ほいたら21円で済むんやで、これ。現行の条例との関係はどうなんですか。 それから、これはだれがお金をどのようにもらいに行くんですか、管理。今はこれ、条例を見たらお金を先に払えとか、全体を見てないけど、書いちゃんのよ。前納せえと書いてあんのよ、その管理条例の中に。 施設利用届とかこういう書類らも全部要るんか。これは条例違うわ、施行規則や。お金はだれが取って、だれが集めに行くんよ。1日1回の分はだれかおるというからわからな、その人に渡したらええと思うけど。定期料金など、この今の条例との関係で、例えば生けす・いかだは1平方メートル1日につき4円20銭あんのやいしょな、4円20銭、だれか集めちゃんのやろ、今。漁船等総トン数1トン、1日につき21円。だれか集めてなかったらあかんわけやろ、条例あんのやから。その人に払いに行くんか。条例見て、わからんのよ。今の条例との関係でどうなのか教えてほしいんや。 そやから、管理するのがどこかいうふうに先ほど言いましたね。それで、釣り客のマナー悪いんで、その対策やと言うけどよ、見たらこれ、あずまやもトイレもつくらな。ほな、トイレこれ、1個で間に合うんか、1個で、ぎょうさん釣り客来たらよ。釣り客のマナーが悪いんやったら、マナーが悪い対策せなあかな。私も健康ロード走ってる。歩いたりしちゃうけどね、市民の皆さんは立派な人おられるな。幡川のところへ行ったら、裸足で歩かなあかん思うほど、きれいにしちゃあら。いつも水まいてくれてな。走りながら頭下げてんの、こないして、ありがとうございますと。   (発言する者あり) それは知りません。そやけどその釣り客のマナーが悪いのでというんやったら、マナーが悪い対策は、駐車場つくるだけの話か。ただ、便所も1個しかないわけやろう。 もちろん地元の人が困るというのはそれはもうあれやで、地元の人が困ることを除くためにやるというのはようわかるんやで。そやったらもっとほかに対策せなあかんのちゃうか。釣り客のマナー対策で駐車場つくるというんやったら、それも納得いかんのよ。 我々でもやっぱり、もちろんそれは私とこの前らでも犬のうんちあら、おれは踏まんように通れるけれども、ところが子供らが通るのよ。通学路やから。子供らに踏まれたらあかんから私も、たまにしかせえへんけど掃除すんのよ。 それは住んでいる人はそれはたまらんよ。それはようわかるよ。ほなトイレをもっとふやすとか、もっとそれ以外の対策がないんですか。釣り客のマナー対策だけ莫大なお金かけて駐車場つくるというのは、これもちょっと納得いかんのや、基本的な部分は。 それは釣り客は悪いよ、あちこち。もうほんまに何とかべいというわな。ごめんなさい、山部議員みたいに善良な釣り客もありますけども、それはたまに悪い釣り客もあると思うんよ。それはわかるんやけれども、すべてが悪いというわけではないんですが、しかし釣り客のマナーが悪いから駐車場と、それから便所一つだけするということやけどね、そやったらもっともっといろんな対策したらええのや。それはどうなっているんですか。 ○議長(出口茂治君) この際、暫時休憩いたします。          午後3時休憩 -------------------          午後3時45分開議 ○議長(出口茂治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第10 議案第105号の議事を継続いたします。 当局から答弁願います。 竹中農林水産課長   〔農林水産課長 竹中敏彦君登壇〕 ◎農林水産課長(竹中敏彦君) 大変貴重な時間をいただきまして、申しわけございません。改めまして22番 河野議員からいただきました数点の御質疑に御答弁を申し上げます。 まず、1点目の塩津漁港の利用度が低い等につきましての御質疑でございますが、この漁具保管修理施設用地、全体で6,434平米ございます。そのうち今回利用目的変更したのは2,007平方メートルで、残り4,427平方メートルが当初目的どおり漁具保管修理施設用地でございます。 それから、その5カ所の建設にかかる直接工事費でございますが、3,695万円でございます。 それから、目的変更につきましては、先ほども少し御答弁申し上げましたが、国庫補助事業より取得した漁業施設用地の有効利用についてということで、農林水産省の漁港・漁場整備部長通達がございます。その通達の中には公共施設の有効利用の観点から目的外使用を促進のため、補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律等を弾力的に見直すという勧告がございます。 それで、この施設につきましては供用開始から10年以上経過している施設についてのことで、未利用、低利用のものについて一部目的変更を認めてあげましょうということで、今回その目的変更を申し出たのは、この条文により申し出た次第でございます。 それから、現在工事を行っております計画につきましては、10年スパンで計画しておりますので、合併以前の旧下津町の時代に、平成13年に立てた計画を今現在行っておりまして、本年度で計画期間が切れますので、来年度はその作業の見直しに入るわけでございますが、計画した当時、また漁協につきましても海南漁協とは合併しておりませんでして、塩津漁協ということで、組合員が当時、正組合員で37名、それから平成20年度で正組合員23名と減少し、漁船数につきましても31隻から24隻と減少して、少し利用度が低くなったというふうな事情でもって、目的変更を届け出た経緯でございます。 それから、2点目の条例との関連につきましては、この漁港を利用する漁業者につきましてはすべて無料で使用できます。 それから、現行条例との関係につきましては、条例別表の利用料・使用料につきましては施設利用目的に応じて漁港施設の使用届などを申請していただきます。市のほうへその使用料金を納付していただくことになります。 それから、生けす・いかだ類などの使用料については条例の附則事項により経過措置の4、5条により当分の間徴収しないものといたしております。 それから、道路の使用料につきましては、これは工事等による使用のものでございます。 その他工作物を設けない場合の17円85銭、1平方メートル、これは1月当たりでございますが、これは一時占用による使用料でございまして、現在は地区の臨時駐車場に使用しているところがございます。この整備をする場所でございますが、ここにつきましては、使用料をこれを適用いたしまして徴収しております。 それから、3点目の料金の徴収についてでございますが、料金の徴収につきましては塩津区と漁業者とで構成する団体に、海南市会計事務規則(第39条)による告示等の手続をとって委託を行ってまいりたいと考えております。 それから、4点目のトイレが1カ所で足りるのかというふうな御質疑でございますが、塩津漁港のトイレの数については、今回設置を計画しております位置から一番北の端の防波堤の付近まで約300メーターでございます。 この範囲の中で2カ所のトイレを設置するのは、1棟、今回計画しておりますのは約800万円程度の建設費がかかる予定になっております。この300メーターの距離の中に2棟も建てていくというのは、経済的な面から、またそれよりもやはり釣り客等来訪者のマナー向上をやっぱり啓発していって、ここを利用してもらう方向に考えていきたいということで、1カ所で運営してまいりたいと考えております。 それから、マナーの向上につきましては、本年度に釣り客が集中する場所に看板を既にもう設置しておりまして、マナーの向上の啓発を行っておるところでございます。 以上です。 ○議長(出口茂治君) 再々御質疑ございませんか。 22番 河野敬二君 ◆22番(河野敬二君) 条例との関係で、そうしたら漁港使用占用料で、その他工作物を設けない場合のところに今車を置いていると言うんやけれども、今、地元の方の車を置いている台数とその広さ、それだけでいいですわ、細かいことはまた委員会でやっていただきますから。 それから、目的外使用というのは法律のいろんな運用をしてやったもんだということですが、船は31隻から24隻、それから組合員が37人から23人で、大体6,434平米が2,007平米に変わった、減っていますわな。それはそれでわかるんですが、そうしたら単独用地は多目的広場、ペタンク広場等と書いちゃらな。ヘリポート置くちゅうのはそれなりにわかるんやで。ペタンク広場にする、別にペタンク広場にせいでも、塩津の小学校のあたり、結構ペタンクするとこぐらいあら。駐車場で足らんのやったら、ペタンクのところに駐車場を広げたらええんちゃうん。それでヘリポートに置いておくんやったら、いろいろ調整したらええ。わざわざペタンク広場をせいでもええ。足らんのであればね。 質問を整理するけれどよ。今どれだけ地元の方が駐車してるかというのが1点ですわな。それから全体として定期使用台数が56台、一時使用が34台というふうに言われましたな。この単独用地やったら別にいろいろ問題ないし、しかも整備計画ナンバーワンいただいたら、別に漁港用にまだまだ使えんのやからね。 一番北側の25台の部分、これなどトイレの近くの漁具置き場のところへ一括管理するほうがええんちゃうん。3つ飛んじゃる。これをここへ持ってきてもいけらいしょ。ほいでトイレも近くにあらいしょ。ほいで別にここでペタンクせいでも、上でペタンクできるやろう。そのほうが合理的ちゃうか。細かい、それ以外のとこはもう委員会に任します。それだけお答えください。 1つは、今何台この契約して置いているか。それでこれも漁具置き場やろ。多目的広場の単独用地もあいてあるし、ヘリポートつけなあかんというのがあるけれども、しかもわざわざ変な三角地とりにいかんと、ここを一括してやってもうたら、トイレもあるし。管理しやすいんちゃうか。わかりますか、言うてる意味。わかりませんか。 もう一回いきますわ。一番北側が21台、定期使用が次の使用するところが13台、3つ目が22台ですやろう。その下に、多目的広場というのがあるやろ。そこに単独用地があって、そこはペタンクするために、ヘリポートつくるためにあけると言うんやけど、そこも漁具の修理のところでしたな。そしたらそのトイレに近いんやったら固めるほうが管理もしやすいし、お金もらいに、おっちゃん、走っていかなならんで。世話ないんちゃうん。そのほうがほんまに世話ないで。ほんで漁業者も使いやすいで、ばらばらにするより。わかりましたか。よろしく。 ○議長(出口茂治君) 当局から答弁願います。 竹中農林水産課長   〔農林水産課長 竹中敏彦君登壇〕 ◎農林水産課長(竹中敏彦君) 22番 河野議員からいただきました漁港管理条例にかかわっての再度の御質疑に御答弁申し上げます。 先ほど条例の中で御説明申し上げました面積につきましては、これは1台ずつで貸しているんではありませんので、区のほうへ面積貸しをしております。それで貸している面積が1,804平米でございます。これは平成21年3月末日までということで貸しております。ちなみにこれは1月2万5,160円ということで貸しております。占用料金としていただいております。何台置いているかについては、ちょっと面積で貸している関係上、当課では把握してございません。 それと、2点目の駐車場の定期貸しあるいは一時貸しを、今回整備した埋立地へ集約したほうが合理的ではないのかというふうな御質疑だと思うんですが、先ほども申し上げましたように、この単独用地をつくった経緯につきまして、やはりここの広場の横に、今お手元にお渡しした多目的広場のところに便所あるいは休憩施設、あずまやあるいは緑地帯等を、ミニ公園的なものを整備いたします。 その場所から考えますと、その隣にその公園を利用する方、これは釣り客だけではなしに、先ほど言いました用事で塩津へ来た方、あるいはそのほかのピクニックと申しますか、そのようなことで訪れた方がやはりここへ車をとめて、そのようなあずまやあるいはトイレ等の施設を利用するのには、ここを一時駐車場とするのがいいのではないかというふうなことで計画をしてございます。 それから、その左側の3カ所につきましては、先ほどからも答弁していますように、主な対象者は海南市民並びに地元に勤務をしている方をメーンとして考えている関係上、そう頻繁に出入りはないのかなというふうな形で、朝、お勤め出られると、あと夜しか帰ってこないということになれば、ここでも御不便はないのかというふうなことで一応計画をしておりますが、先ほども御答弁申し上げましたように、運用上、運営していって種々問題が生じましたら、その関係者と協議をして、その位置につきましては柔軟に対応していきたいと考えております。 それから、ヘリポート等の関係につきましては、単独用地の全面に漁具保管施設修理用地を整備するわけで、これにつきましては漁業組合さんのほうの使用の部分になるわけでございまして、ただ、へリコプターがおりるには今回整備した市の単独用地だけでは面積が足りませんので、そこら非常時には漁業組合のほうにも協力をいただいて、おりられるスペースを確保していきたい、そのように考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。 以上です。 ○議長(出口茂治君) 再度の御審議ございませんか。 22番 河野敬二君 ◆22番(河野敬二君) そうしたら、委員会もありますので、1,804平方へ何台ぐらい置いているかだけ、委員会で報告してあげてください。 それから、定期使用21台、1、2が13台ありますわな。ここに定期使用を置いているところへ釣り客などが置いたり、いろいろ物を置いたりしたら、管理上トラブルがあったら、どこにおられるか知りませんけれども、一時駐車場あたりにそういう番小屋を設けるのかどうか知りませんけれども、そこにおる人たちが走っていって、交渉したり、その人たちが日常的な管理をせな、管理上一々そこへ行かなあかんというふうになるわな。それはそういうことでええんかな。1の定期使用が21台置いてあるところに、自分の車が帰ってきて、物置いたり何かしちゃったときに、6時までおられるということやからね。トラブった場合は、多目的広場などの近くにおられる方が一々向こうへ行って、いろいろと折衝せなあかんことになるやろう。そういうことなんですか。 ○議長(出口茂治君) 当局から答弁願います。 竹中農林水産課長   〔農林水産課長 竹中敏彦君登壇〕 ◎農林水産課長(竹中敏彦君) 22番 河野議員の漁港の管理条例にかかわっての再度の御質疑に御答弁申し上げます。 この定期使用の場所に釣り客等契約者以外の方が駐車した場合のトラブル等の処理でございますが、これは委託を考えておりますのは一時使用の料金の徴収、それから漁港内のトイレ、あるいは道路等のごみの清掃等も考えております。それでその定期使用の場所の管理につきましては、やはり使用者のほうの責任で、これはどこの民間の駐車場もそうなんですが、そこにほかの車を置くというのは、これはもうマナーの問題なんで、一応最低限ここは関係者以外駐車できませんよというふうなことを考えながら、あとはもう自己責任で管理していただきたい。それで、だれかが勝手にとめたから、一々管理者が行って、そこは違うからどけてくださいというふうなことまでしている駐車場というのは、そこまではちょっと当課では把握しておりませんので、そこらはそういうことで御理解をお願いしたいと思います。 以上です。 ○議長(出口茂治君) 他に御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 本日の会議はこの程度にとどめ延会し、明日午前9時30分から会議を開きたいと思います。 これに御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よってそのように決しました。 本日はこれをもって延会いたします。          午後4時7分延会 ------------------- 地方自治法第123条第2項の規定によってここに署名する。  議長  出口茂治  議員  上田弘志君  議員  川端 進君  議員  瀧 多津子君...